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哀愁東京の話

忘れたくない東京の夜のこと。 永遠ではない、前向きな別れでも 遠くへ行ってしまうことはやはり寂しいらしい。 手の届かない存在になって これまでの思い出も薄れていってしまうようで 拠り所を失っている。 間違いなく自分の人生に必要だった人。 そういう人との別れを あと何回経験するのだろうか。 "あなたはちゃんと背を向けて 私はちゃんとできなくて" 写真は東京でもなんでもない(小樽)。

    • 読書記録の話(3)

      下書きに眠っていた 読書の秋に読んだ本たちの備忘録。 季節はすっかり冬になり、 今年への焦燥と来年への希望で忙しない日々。 今年もちょっと 最後に最高の思い出をつくりたいよね。 7冊目:Nのために/湊かなえ 2023/09/11 読了 登場人物の誰もが「N」のために事件の真実を隠し、嘘の証言をする。それぞれの思惑がすれ違う。TVドラマを見ていた当時は、ドラマも原作もほとんど理解できていなかったのだなぁと思う。大人になった今なら少しだけ分かる、愛を伝えることの難しさ。究極

      • 読書記録の話(2)

        8月に読んだ本の感想など、書き連ねたり。 偏見かも分からないですが、女性が選びそうな(男性が選ばなそうな)ラインナップ。こういう本が好きなのです。 4冊目:木洩れ日に泳ぐ魚/恩田陸 2023/08/13 読了 一緒に暮らした男女の最後の夜。疑心暗鬼になった二人が抱える違和感の答え合わせをしていく。二人の関係性とか、男の死の真相とか、起承転結の「転」がずっと続くような展開。点と点が繋がっていく明快さと、違う結末を迎えられたかもしれない歯痒さで混沌とする。各章が男女それぞれの

        • 読書記録の話(1)

          ようやくです。 7月に読んだ本について纏めました。 ネタバレ含むかもしれませんが悪しからず。 しかし相変わらず感想(あらすじ)が書けない。 国語が得意な理系だったはずなんだけどなぁ。 中学生の頃は作文コンクールで全道入賞したこともあるのに、、(過去の栄光)。 高校の頃は国語の模試で学年2位になったこともあるのに、、(過去の栄光)。 センター試験では古文満点だったのに、、、(もはや関係ない)。 気を取り直して。 1冊目:MOMENT/本多孝好 2023/07/11 読了

        哀愁東京の話

          読書記録の話(0)

          日常的に本を読もうと思う。 私のことを読書家だと思ってくれている人も一定数いるが、最近はあまりにも読んでいないので、一人勝手に申し訳なさを感じていた。 本好きと胸を張って言えるようになりたいし、いい大人なので、隙間時間にスマホではなく文庫本を開くくらいの知性は持ち合わせていたい。 手元にある20冊余りの小説を並べてみた。 ちょっとした自己紹介にでもなりそうな、自分の内面を色濃く反映した本棚が出来上がった。 しかし、結末が思い出せない本ばかりで虚しくなる。 作品によって

          読書記録の話(0)

          一期一会の話

          「まだ夢の途中」と語るナポレオン 十歩先行く同郷の騎士 解説:神戸でパティシエをしている、小〜中学校の同級生のお店に行きました。旧友できっと唯一、当時からの夢を具現化している人。尊敬して止みません。しかし、彼にとっては通過点に過ぎず、まだまだやりたいことで溢れているとのこと。芯の通った彼の野望からは覚悟を感じます。自分にとって転機となるこのタイミングで会いに行って正解でした。ありがとう。いつか彼に追いついて、彼の夢と自分の夢が交わる日が来たらいいなと思います。 トキメキと

          一期一会の話

          身辺整理の話

          新年あけましておめでとうございます。(遅) 「一年の計は元旦にあり」なんて言いますが、 元旦なんてとっくに過ぎ去り もう一月も終わろうとしているわけですが、 今年の目標を立てるなどしました。 節目って、なんだか気が引き締まって わくわくするよね。 某占い芸人の本によると、 2023年の私は「解放の年」。 最高の運気のはじまりの年だそうな。 そんな今年のテーマは・・・ 「純度を上げる」です。 自分の生活を省みると、時間と心の浪費が多い。 与えられた時間、心の容量は決

          身辺整理の話

          初志貫徹の話

          一年以上ぶりのnote更新である。 三日坊主も甚だしい。 一年もあれば 人の生活、思考なんてものは移り変わり、 別の姿になっている。 好きな音楽も 会いたい人も 将来のビジョンも 昨日とは変わらないはずなのに、 一年前とは全く違っている。 変わらずに読んでくれる奇跡のような貴方、 ありがとうございます。 私には夢ができました。 そのために学校に通っていて、 来春には今の仕事も辞めるつもり。 自分にしては随分と突飛な決断です。 きっかけは、繰り返される毎日の中で

          初志貫徹の話

          心機一転の話

          先日、引っ越しをしました。 と言っても引っ越し先は歩いて7分くらいの距離。 2LDKのメゾネット、二人暮らしです。 本格的に引っ越そう!という話を始めてから 僅か1か月半の目まぐるしい準備期間。 しかも仕事は繁忙期?で日々3時間の残業… 時間も心にも余裕のない毎日が続いています。 忙殺されて気が短くもなってしまうけれど、 何事もタイミング。後悔はしていない。 きっとここから、輝ける新生活。 僕らは本当はどこにだって行けるよ 選んでいるのが自分だと気づけば

          心機一転の話

          姓と名の話

          昔から自分の苗字が嫌いだった。 漢字一文字、ひらがな二文字。 書いても声に出しても、なんとなく物足りない。 中学までは、ほとんどの友だちが名前や名前から取ったニックネームで呼んでくれた。 珍しい自分の下の名前が好きだった。 高校に入ると、女子は変わらず名前で呼んでくれたけれど、男子からは苗字+さんで呼ばれることが多くなった(自分も意図的に苗字+くんで呼んだ)。 やっぱり苗字は好きじゃなくて、名前で呼ばれると嬉しかった。 大学では、あだ名で呼び合う慣習のサークルだ

          姓と名の話

          恋と愛の話

          『恋』と『愛』の違いってなんですか。 恋は下心、愛は真心、ですか。 恋は自分本位、愛は相手本位、ですか。 恋は一瞬、愛は永遠、ですか。 一見すると、愛のほうが誠実さを感じる。 じゃあ『恋人』と『愛人』は。 誠実なのはどちらでしょう。 なんてことを考える、深夜一時。

          恋と愛の話

          才色兼備の話

          最近の願望。 知性と品のある美しい女性になりたい。 自分史上最も美意識が高まっている今日この頃。 外見も内面ももっと綺麗になりたい、いや綺麗になるんだ!!という意気込みである。 特に外見は、これまでは「生まれ持ったものだし、頑張ったところで高が知れてるよねぇ」という気持ちが強かった。 けれど今は、美容について調べたり自己投資したりが楽しくて、自分に未だ見ぬ可能性を感じている。 かつてないポジティブシンキング。 きっかけは何だっただろう。 一軍になれなかった学生

          才色兼備の話

          優柔不断の話

          自分の性格を最もよく表す言葉。 普通の人が「どっちでも良くない?!」って思うようなことでも、数十分、下手すると数時間悩む女である。 なんなら大小様々な選択・決断を、その日のうちにしない(できない)のが通常営業。 その背景には、とにかく損をしたくないという思いがある。 金銭面は勿論のこと、気持ちの面で後悔するのが本当に嫌。 もっと安く買えた、これは要らなかった、あっちにすれば良かった、…がストレスなのだ。 しかし、最近気付かされたことがある。 悩む時間こそストレス

          優柔不断の話

          三日坊主と完璧主義の話

          新しく始めたこと、基本的に続かない。 読書、日記、塗り絵、ギター、漢検、等々 齧っては飽き、齧っては飽き。 このnoteも続かないんだろうなぁと思いつつ、 興味を持ってしまったので齧ってみる。 既にいくつか下書きもあって、 でも納得のいく文章になりきれないまま。 自分の書いた文章が好き、 文章を書いている自分が好きな自惚れなので、 不完全なものは残したくない。 面倒くさくて、愛すべき、自分の性格。

          三日坊主と完璧主義の話