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読書記録の話(1)

ようやくです。
7月に読んだ本について纏めました。
ネタバレ含むかもしれませんが悪しからず。

しかし相変わらず感想(あらすじ)が書けない。
国語が得意な理系だったはずなんだけどなぁ。

中学生の頃は作文コンクールで全道入賞したこともあるのに、、(過去の栄光)。
高校の頃は国語の模試で学年2位になったこともあるのに、、(過去の栄光)。
センター試験では古文満点だったのに、、、(もはや関係ない)。

気を取り直して。


1冊目:MOMENT/本多孝好
2023/07/11 読了

死を目前にした患者の元に、一つだけ願いを叶えてくれる人間が現れるらしい。病院の噂の一端を担うことになった掃除夫の大学生のお話。美しさも醜さも、最期の願いはその人の人生そのもの。噂の真相に、命は自分だけのものではない、自分だけのものにはできないということを感じる。生きていることと死んでいくことは、同じように見えて、決定的に違う。


2冊目:何もかも憂鬱な夜に/中村文則
2023/07/19 読了

死刑囚の少年と自分を重ねる看守の物語。生い立ち、友人との過去、刑務官という仕事の苦悩。鬱々として、主人公の抱える闇に沈んでいくよう。誰もが危うさを秘めながら、真っ当な人間の仮面を被っているのかもしれない。罪人が死刑になるということは、誰かが死刑を執行しなければならないという、当たり前のことにはっとする。


3冊目:どうしても生きてる/朝井リョウ
2023/07/31 読了

フィクションでありながら、生き難いリアルを突きつけてくる短編集。どの主人公にも自分が投影されているような気がしてならない。人生はドラマや小説のようによく出来ていないし、劇的な逆転も、ハッピーエンドもない。逃げ出したくても、叫び出したくても、どうしても生きてる。


気になった作品は是非読んでみてください。
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