ストレスが血圧変動と連動!幸せは最強の予防~オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900T ~
オムロンと自治医科大医学部の研究によれば、ストレス(不安や緊張)は血圧の変動と連動することがわかりました。
参考:ウェアラブル血圧計を付けて研究がこちら。オムロンのリリースはこちら
利用デバイス:オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900T -M
簡易に血圧が図れる中華製スマートウォッチ等はすでに市場に普及しています。定点観測のため医療機器や臨床利用の計測ではありませんでした。(60秒間深呼吸必要なデバイスもありました)
オムロン ウェアラブル血圧計 HCR-6900T -Mは、研究によれば臨床同様の効果が証明されたようです。
デバイスはさておき、面白いのは下記の結果です。
日常生活による血圧変動
血圧デバイスを利用して検証すると、デスクワーク、会議、食事、ストレス、運動、5つの状況別に血圧変動パターンを分析すると、タイプによって上昇する状況に違いが確認された。
「会議」「ストレス」「運動」「会議+ストレス」で、血圧反応するパターンがあり、其々緊張や不安、イライラなどで、ストレスが上昇し、血圧も連動して上がっています。
血圧変動:平日、土日比較
参考:50代 男性社員の血圧変動がこちら。
日常の仕事や家庭、生活の中でストレス(仕事の負荷だけでなく移動で運動も伴うため)があると、血圧が上がるのであれば、週末がお休みならば、平日のほうが高くなる傾向が高そうです。
血圧が高いとどうなるのか
血圧が高いとメタボ診断をされることがありますが、慢性的な高血圧は脳・心血管疾患に繋がります。
(血圧が高くて血管損傷が起こり、脳疾患や心筋疾患に繋がります)
因果関係をまとめると、
ストレス↑ → 血圧↑ 長びくと → 慢性疾患(心臓、脳・・)
ということで、感情状況や可視化しにくかったストレスを、血圧の数値でバイオマーカー管理をしていくと、ストレスも同時に各自で管理可能に。
幸せだとどうなるのか?
基本的には幸福な状態で精神的にも安定していると、ストレスは低い状態です。
つまり、今回の「ストレスー血圧連動」の研究を応用すると。
幸せ・幸福 → 低ストレス → 血圧下がりがち → 健康増進、予防!
ということに。
幸せや睡眠の効果(下記リンク有)は、過去研究によれば、多くの効果が確認されています。
・創造性は3倍、生産性は31%↑、売上37%↑
・心の資本が上昇し、営業利益換算で10%UP事例有り
・空腹時血糖と血圧上昇が関係性あり
・高血圧患者は糖尿病合併症リスク大
また、24時間持続血糖測定器を利用した自分の実験結果ですが、ストレスがありそうなことがあると血糖値があがっていることを体感しました。
例えば、
・満員電車
・会議
知人は、部下の発言に激怒し、血糖値がスパイクしているところを見せてくれました。(落ち着いて〜)産業医の先生によれば、日頃から送る体質の人は、怒り心頭で血糖値上昇もあり得るだろうとのこと。
ストレスで、下記の
・血圧
・血糖値
のバイオマーカーが上昇するのであれば、ストレスはためすぎない方が予防的に正解ということがわかります。
一般論としてストレスが無い方が良いということは自明ですが、日々測定可能な「バイオマーカー」でも連動するのは有意義な結果です。
他にも心拍変動でもストレスがわかるので、侵襲性のないデバイスでのストレス管理は重要な指標です。ストレス計測できるのは下記Garmin vivomove, vivosmart4などが有名です。
ストレス軽減による幸せの効果
血圧とストレスにフォーカスして、実験の検証をまとめましたが、過去にまとめてきた、睡眠・幸福・事業インパクトなどをまとめると、
・生産性向上・売上などの事業インパクト
・ストレス軽減によるバイタル・バイオマーカーの改善
と、ストレス軽減や、幸せのもたらす効果があまりにも大きいことがわかりました。
・短期的には、ストレス改善、心理的安全性向上
・中長期的には、事業→財務、予防による健康増進
幸せ、Wellbeingな日々の累積可能な活動は様々な効果があるので、少しづつ継続していきたいと思います。
幸せ、睡眠などの研究まとめは下記を参照ください。
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