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ローカル路線バス乗り継ぎ旅こそ、人生の縮図

テレビ東京で放送されているローカル路線バス乗り継ぎ旅。

テレビで見ていてつらそうでも、バス旅や電車旅をしたくなる。

ローカル線を乗り継いで旅することで、今まで見たことなかった景色が楽しめたり、その土地の料理を味わえたりと。
私は日頃から地図を見ることが好きだから余計かもしれないが、今まで知らなかった地名だってたくさん知れて興味深い。十分な体力と気力がないと難しいだろうが、好奇心旺盛な自分にとっては自分が知らない日本の場所を知れることが面白い。


日本に住んでいるのに知らないことがまだまだたくさんある。

あと、目的地へのゴールに時間制限があったりチーム対抗戦だとやっぱり盛り上がるというか、視聴している側も目が離せなくてついつい見てしまう。
バスを乗り継いで目的地までたどり着けるのか。
街から離れれば離れるほど、バスの本数も減って乗り継ぎが難しくなる。
それに、直通で目的地までたどり着くことができず、バスが通っていない地域は何キロか歩いてバス停に向かったり、バスを何度か乗り継いで目的地まで向かったりする。
すんなりと目的地までたどり着くことができないことが多いが、一つのルートがダメなら別のルートを探して希望を見出すことだってある。いろんな可能性を探ることが大事だ。


たまに目的地まで直通のバスに出会ったり、待ち時間が少なく乗り継ぎの回数が少なかったりすると、バス旅をしている側の気持ちになってこちらも安心して嬉しくなる。
ただ、油断をして先のルートをきちんと確認していないとバスに乗り遅れたりと思わぬポカをして地獄を見る展開に…
ローカルパスは1本逃すと1時間2時間以上待って時間を無駄にしてしまうことがあるから、少しでも早いバスに乗って目的地まで着いておきたい。
決められた時間内にローカル路線バスだけを乗り継いで目的地に行くだけなのに、こんなにハラハラドキドキさせられるとは。


太川さんと蛭子さんというタイプが真逆な2人だから見ていても面白いのか。
太川さんは勝利への執念が強く、何としてでもゴールしてやろうと地図を何度も見てバスルートを見つけよう必死。
蛭子さんはその真逆で、視聴者として見ている限りはなんとしてでもゴールしてやろうという気力が感じられず、できるだけラクをしたい感じに見えて、失言は多いしギャンブルとお金が大好きなダメな大人の典型。宿交渉は蛭子さんが主にやってらっしゃるが、旅館があまりお好きではないそうでビジネスホテルを好まれる。
泊まる宿が決まって、蛭子さんの部屋にみんなで入ったら太川さんが蛭子さんのベッドにダイブするから、修学旅行にきている小学生を見ているようで面白い。旅の中のちょっとした息抜きの時間でいいなあと。


旅の道のりの中では、ひたすらバスに乗ったりバスがつながっていない場所を歩いたりするだけでなく、街の方々との触れ合いや仲間内で楽しくご当地のごちそうに舌鼓を打ったり。

テレビを見ているだけなのに、人生の苦楽を一気に体験しているような気分を味わえる。


観光案内所で太川さんが必死にバスルートの聞き込みをしている場面があるが、人生でもあそこまで必死にもがいて目標を達成していかないといけないよなあと思った。

コロナ禍でなかなか旅に出ることが難しいが、たしかなのは新型コロナウイルスの流行で私はこのローカル路線バスの旅シリーズにハマってしまったことだ…。

昔から日本一周や世界一周をしたら人生観が変わったと聞くが、旅を通して人生観が変わることはあり得ると思うし、物事に対しての向き合い方も変わるような気がする。

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