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コロナ禍前…飲み屋街のサラリーマン客から思った人生観

ガールズバーでは、30代や40代のサラリーマンを中心に集まっている。

気の合う人と来店しておしゃべりする人、自分の歌いたい曲をカラオケで歌ってストレスを発散する人。
様々なタイプの方々が集まっているが、自分が今日いちばん楽しめて輝ける場所を求めているのだろうか。

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立飲みの居酒屋。

1人1000〜2000円ぐらいで、飲み食いする方々がほとんどだろうか。

お店のお客さんの会話が耳に入ったが、退職したらハローワークに行くらしい。

誰かの老後を聞いていると、いったいみんな何のためにこれまで頑張って生きてきたんやろう。

とりあえず周りが学校を卒業したら働いて家族を養っているし、そのほうが周りの認める正しい道のような気がするから、自分も同じ道をたどったらいいと周りに流されながら生きてこられた方もいらっしゃるだろうか。

自分の成功のために生きている方もいらっしゃったり、経済的に困窮している家族を養うために必死に働いている方もいらっしゃる。

様々な目的のために生きている方々がいるだろうが、今まで目的にしてきたものがなくなった時、次は何のために生きていったらいいかすぐに思い浮かぶ人はどのくらいいらっしゃるだろうか。

生きている価値は自分で見つけていくしかないだろうし、誰かに決められるより自分で見つけないと生きること自体に虚しさすら感じるはず。

何十年もひたすら会社のためだけに働き続けてきたのに、定年退職してやることがなくなった方々がいらっしゃればどうだろうか。

仕事以外に趣味だとか何か夢中になれることがあれば、仕事がなくなっても何か取り組めることがあれば人生に楽しさを見出せるかもしれないが、人間何もすることがないと毎日が退屈で飽き飽きして、その後の人生は心の中にぽっかりと穴が開いたような感じになるかもしれない。

仕事に行かず、学校にも行かず、ひたすら自分のやりたいことをやって自由の身になることをうらやましく思う。

でも、それは仕事に追われていたり、自分にとってやらなければいけない時に感じるものであって、やらないといけないと忙しさで気が張り詰めて疲れもたまってきている中で休息を求める。

実際に失業した時に思ったが、仕事をしていないという不安や焦り、見る見るうちに貯金が減っていく恐怖、、、本当に自由になったときこそ、自由よりも不安や恐怖が大きくなってくる。

自由になったとしても、何かやることがないと退屈してしまう。

定年退職してからも仕事をする人もいる。
コンビニでアルバイトする人もいるし、最近はおじいちゃんおばあちゃんの店員をよく見かけるような。

やっぱり今の世の中は生きていくためには生活していけるだけのお金が必要で、ある程度の自由を得るにはお金を稼いでいかないといけない仕組みになっている。

そして、お金を稼ぐためには仕事だとか何かしないといけない。

現代社会では、特殊な環境ではない限りは何もしなくても誰かがお金をくれないし、お金がないと衣食住に苦しんで最悪の場合はのたれ死んでしまう可能性もある。

何十年前に比べたら便利な世の中になったけれど、収入は変わらなくても従来より税金や年金は値上がりしているし、年々と生きづらくて厳しい世の中になっているなあと思った。



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