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ぜんぶ脳のせいにして

今日は朝から地元の図書館へ。
(予約していた本を受けとりに行く)

少し時間があったから、帰宅してから読書。

とても面白かったのは、アンデシュ・ハンセンの『メンタル脳』



読むまで知らなかったのだけど、これは『ストレス脳』を中高生向けに書き下ろした本だそう。
(『ストレス脳』も読んでみたい)

なぜ人は不安になるのか、感情は何のためにあるのか、幸福とは何なのか…
そのひとつひとつを脳の仕組みから解説してくれる。
脳のいちばんの使命は「本体を生きのびさせること」で、そのためにさまざまな感情が生まれる。
扁桃体とか海馬とか、それぞれの場所が果たしている役割も載っていて腑に落ちる。

現実で見えている世界が人によって違うのも、全部脳のせいなのだ。
不安に陥ったり自信がなくなったり、引きこもりたくなったりするのも、脳が本体の安全を保つためだと思うと、なんだか少し面白い。


自分に優しくなり、自分の脳にも優しくなりましょう。脳はこれでもベストを尽くしているのです。

『メンタル脳』より


ベストセラーになった『スマホ脳』にもあったけど、今はかつてないほど他者と比較する時代で、SNSの使用は一日1時間に留めるのがいいそうだ。
(Twitterがなくなってから、SNSの使用は私自身もグッと減った)

その分、自分の好きなことをするといいそうだ。日々のニュースもネガティブなことしか殆ど報道されないから、見る頻度を控えるといいそう。

選択に迷ったときも、最後は脳が感情で決めているって話も面白かった。
(感情がなくなってしまうと、ささいな選択も難しくなるそうだ)

つらい気持ちも悲しみにもちゃんと理由があって、不安も脳が感じさせる誤作動のようなものなのかも。
(パニック障害もトラウマも、起きる理由が説明されていた)

不快な記憶が残りやすいのは(生き残る確率を上げるために)その情報が重要だと脳が判断するからなのだ。

あと運動は(どんな種類の運動でも)体だけでなく脳にもいいそうだから、これからも週1のヨガは続けられるといいなと思う。

そして一晩眠ると「重要な記憶」だけが残って、不要だと思われる記憶は消えていく。

このnoteにも今まで色んな日々を書いてきたけど、ふいに見返すと書いたことを全然覚えてなかったりする。
(あれ、こんなこと書いたっけ……みたいな)

そんな調子だから、同じようなことを何度も書いていそうだ。

やろうと思っていたことも、数日経つと忘れていたりする。
今日は、子供たちの水着を買わなきゃいけないことを帰ってから思いだした。
(プール開きが6月だと知って。一年経つとプールがいつあったかも忘れてしまう…)

だから事前に書いておくと、思考が整理されていいんだろう。


明日から連勤だから、次の休日には。
そして水着の名札付けも早めに終わらせたいと思う。



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