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サビアンシンボルと二十四節気ー秋分
23日は秋分、お彼岸の中日。21日は満月で仲秋の名月でしたが、雲が多少かかっていても月が美しい夜が続いています。
日本人は月に想いを馳せた詩歌がたくさんありますが、月を愛でるのは中国も同じです。今回は「八月十五夜禁中獨直、対月憶元九」を採りあげてみました。白居易は唐代中期の詩人で、当時は旧暦だったのでタイトルには
八月十五夜を掲げています。
月の冴え冴えとした美しさや友を想う気持ちが、時空を超えて
サビアンシンボルと二十四節気ー処暑
強い日差しや気温は相変わらずですが、お盆が過ぎると、ちょっとした変化に秋が来ていることを感じます。
立秋の次に巡ってきた処暑。朝夕の風が涼しく夜には虫の音も聴こえます。処暑の「処」という漢字は人がひじ掛けで休む様を表しているそうですが、暑さに疲れた体をいたわる必要のある頃と、昔の人は感じたのでしょう。
夏夜追涼 夏夜 涼を追ふ 楊万里
夜熱依然午熱同 夜熱依然として午熱に
サビアンシンボルと二十四節気ー立夏
※画像はhttp://chugokugo-script.net/中国語スクリプトよりお借りしました。
立夏は5月5日は端午の節句から始まる15日間。
風が気持ちよい季節となりました。
輝く大気の中で花々が鮮やかに咲きそろい、滴るような緑で風が薫ります。
「夏も近づく八十八夜」と唄われる八十八夜は、立春から数えて八十八日目の5月1日ですが、街にはそろそろ新茶が出回り始める頃でもあります。
唐代中