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目標と目的は似ているようで全然ちがう:言語化力【第3章】

みなさんこんにちは。
緊急事態宣言も解除されたので、noteを書くお供にフラペチーノをテイクアウトをしてみたのですが、歩きながら飲むにはマスクを外さないといけないので気が引けます。そして家まで歩くこと約10分。だいぶ溶けちゃいました...

さて、今日ご紹介するのは「言語化力」の第3章。やっと後半に入りました。序章第1章第2章もぜひチェックしてくださいね。

こんな人におすすめ

・相手の気持ちに変化を起こしたい人
・武器を増やしたい人
・成長したい人
・自分に自信がほしい人

どんな内容なの?

序章 全ては言葉で変えられる
第1章 「言葉にする」方法
第2章 印象に残る言葉、一生残る言葉をつくる
第3章 言葉で人を動かす
第4章 言葉で未来を指し示せ

第3章では、言葉によって変化を起こす方法がまとめられています。
序章のはじめにあった「言葉は伝えるだけではダメだ。相手を動かさないといけない。」という文章を思い出しますね。
やる気のない人の気持ちを変化させるにはどんな言葉がいいのか?目標を立てるとき、どんな言葉を盛り込めば達成しようという意欲が湧いてくるのか?その考え方をマスターしていきましょう。

1.目的を明確にすること
2.目的に向かうプロセスを明確にすること
3.主語を複数にすること

この3つが、言葉で人を動かすということを意識する上で重要なポイントだそう。

まずは目的を明確にして、その目的を達成するためにどれくらい頑張ればいいのかを言葉にします。たとえば1日○時間のランニングと○kcalの食事制限をしたら(=プロセス)、今より10kg痩せて元彼を見返せる!(=目的)といった具合です。さらにそれを、「10kg痩せて見返しなよ」ではなく「一緒に10kg痩せて見返そうよ」のように、人任せではなく自分も含まれているよということ、つまり視点をIからWEに変えて伝えると、相手のモチベーションが上がりやすいので効果的です。

ただ、ここで注意が必要なのが、「目的」と「目標」を混同しないことです。目的は言葉で語る必要があり、目標はその目的を達成するための指標や目安という位置づけ。先ほどの例でいうと、目的は10kg痩せることではなく、元彼を見返すこと、ですよね。目標は、10kgくらい減量すればいいかな、という指標でしかないのです。

これらを意識して言葉を丁寧に選ぶことによって、クライアントとの関係性に変化が生まれたり、人に何かをお願いするときにも相手への伝わり方が変わるので快諾してくれたりと、いい変化がたくさん起こります。小さなニュアンスの違いかもしれませんが、日常のどんな場面でも常に言葉に意識を向けることが大切です。

響いたフレーズ集【第3章】

■言葉の論理とは未来への意思を信じて意思決定すること

思い返してみると、学生の頃から目標を立てることがあまり好きではありませんでした。目標を立てても日常で意識することはほとんどないし、期末に振り返りをするタイミングになってやっと「そういえばこんな目標たててたんだっけ」と思い出す程度で、目標の意味を感じられていなかったから。でも、目的があってこその目標であることに気づかせてくれました。自分のありたい姿や、どうなっていきたいのか、という目的をはっきりと言語化することで初めて、目標に意味があると感じられるようになるのですよね。未来のことを考えると、ちょっとわくわくしてきます。


■大切なのは、何のために2000万稼ぐのかということ

あるセミナーで先生が、バランスホイールの説明で同じことを話していました。数字を目標にするよりも、何のためにという部分を言語化することによって人は突き動かされる、と。
本の内容とは逸れますが、別のところで学んだ知識とマッチしたとき、積み重ねた知識が深まる気がして勉強の楽しさを感じられました。


■交渉は「バトル」ではない。よりよい結論を関係者同士で探す「共同作業」なのだ。

こんなこと言ったら相手を怒らせてしまうかもしれない。機嫌を損ねてしまうかもしれない。そう思ったら、なるべく物事を平和にまとめたいわたしは妥協してしまいます。でもこの選択をした時点で、無意識に交渉=バトルだと捉えてしまっていたようです。お互いのゴールに近づくための「共同作業」と捉えることで、発言することにちょっと勇気が持てそうだなと思いました。お互いにメリットがあるということを言語化できるよう、訓練が必要ですね。


次回はいよいよ最終章です。

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