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バズる言葉を分解してみる:言語化力【第2章】

みなさんこんにちは。
今日は「言語化力」の第2章をご紹介していきます。
序章第1章を見逃してしまった方はこちらもぜひチェックしてみてくださいね。
特に第1章には言語化していく上での基礎がまとまっているので、忙しい方はそこだけ読んでみるのもアリかもしれません。

こんな人におすすめ

・TwitterなどSNSでバスらせたい人
・企画書作成&プレゼンでバシッと決めたい人
・武器を増やしたい人
・成長したい人

どんな内容なの?

序章 すべては言葉で変えられる
第1章 「言葉にする」方法
第2章 印象に残る言葉、一生残る言葉をつくる
第3章 言葉で人を動かす
第4章 言葉で未来を指し示せ

第2章は、主に言語化をビジネスの場において活用するのに役立つ内容となっています。相手の記憶に残るキャッチーな言葉を生み出す方法など、上司やクライアントへのプレゼンをするときに知っていると便利なコツが紹介されていますよ。
インパクトのある言葉で、相手の気持ちを、行動を、動かしてみましょう。
プライベートでは、Twitterでバズらせたい方も参考になるはずです。

まず、キャッチーな言葉として重要なのが下記の4つのポイント。

・「短くシンプル」か
・「意外性」があるか
・「学び」があるか
・明日から「すぐにやれる」か

ではこれらを網羅できるキャッチーな言葉を生み出すためにはどのように思考したらよいのでしょうか。こちらもポイントが4つあります。

まずは「視点をあげる」「領域を広げて、一般化して考える」ことです。たとえば主語を自分ではなく、上司や会社といった自分より上のなにかの視点で物事を考えてみます。また「友人のA子」→「女性」というように、特定の個人の話だったとしてもその主語が属する領域を広げてみます。そうすることによって、相手にとっても自分ごととしてその問題についての興味を持ってもらえるようになります。自分自身にも関係がある話の方が、人は興味を持ちますよね。

次に「逆張りをする」というもので、先に紹介した4つのポイントの「意外性」に繋がる部分だと思います。世間一般で言われていることの反対の言葉で表現すれば、聞き手は反射的になんで?と続きを知りたくなるので効果的です。表現としては一番簡単ですが、そう表現する理由はしっかり考えておきましょう。

そして最後に「ゴールから逆算する」ということ。たとえば英語を習得したいけどなかなかやる気が出ない、という友人に対して、英語を習得した先に何があるのか、本当のゴールは何なのかを考えるのです。仮に世界一周をして世界中に友達をつくることがゴールだとすれば、日本の文化をもっとよく知っておくとかそういった方向性もありえるので、英語頑張らなきゃ!と思い込んでいる友人にとって目から鱗な気付きとなるかもしれません。
ビジネスの場でも、クライアントの「こうしたい」という依頼の本当のゴールは何なのかを捉えることで、120%のアウトプットにつなげることができますよ。

上記でご紹介したことを全て意図的に、瞬時に言語化できる方はそれこそコピーライターに向いてるんじゃないかと思いますが、わたしのような凡人でも意識をするとしないとではアウトプットに差が出てくると思います。難易度高めですが、頑張りましょう。

響いたフレーズ集【第2章】

■言語化の訓練は、シンプルに言うと「WHY」を極めることだ。

わたしはとても単純で、言われたことや見たことをそのまま鵜呑みにしてしまう傾向があります。だから物事に対してあまりWHYを深掘りせず、ふわっとしたところで止まってしまっていて言語化もうまくいかないのだと思います。テレビの内容にでもWHYを繰り返し仮定しながら自分の中で考えるだけでも訓練になるそうなので、今日から早速WHYを考えるクセづけをしていきたいです。


■自分にとっては当たり前のことや身の回りのことでも、他の人から見れば特別なことというのは思いの外たくさんあるものだ。

いろんなこと(特に厄介事)をよく引き当ててしまう人って、周りにいませんか?わたしは何人か思い当たる人がいるのですが、そういう引きがないわたしからすると、少し羨ましいのです。なぜなら「Life is Contents」(序章参照)だから。小中高と公立で過ごしましたが、他校の生徒がバイクで乗り込んできたとか、教室の窓ガラスが割れたとか、そんな事件は一切なくいたって平和な学生生活でした。完全に平和ボケしているので、おもしろおかしく話せるネタがあまりないのが悩みです。もしかしたらこの平和ボケした環境も特別なのかも?とは思いますが、でもやっぱり事件性がないのでインパクトには欠けますよね...


■博報堂が生み出した最高のキャッチコピーは「電博」という言葉だと思う。

日本の広告代理店二大巨頭といえば「電博」。その二つが同列で並べられているのでてっきり電通にちょっと届かないくらいの位置に博報堂がいるものだと思っていました。ところが実際には、電通が10だとすると博報堂は5で、それに次ぐADKが3くらいなのだそう。わたしの無知が露呈してしまいましたが、この解説を読むまで疑問にも思わず、電博が近いところにいて、ちょっと離れたところにADKなんだ〜と勝手に、とっても失礼ですが勘違いしていました(ごめんなさい)。誰もが知る電通の強さに言葉を並べることで無意識に思い込みを与えるキャッチコピー。まんまとひっかかっていたのですね。ものすごくシンプルなのに、その言葉から連想するイメージの強さを見せつけられました。


明日は第3章 言葉で人を動かす です。

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