名句全集中鑑賞∶門川の風篇
俳句ポスト兼題【夏休】の回は、ハナから参戦する意志がなかった。前回の記事にも書いた通り、自分と俳句との向き合い方を、考え直す時期だったというのが大きい。だが、それがなかったとしても、自分はこの兼題をパスしていただろう。何故なら、この季語にオリジナリティとリアリティを纏わせ、詩として昇華させる術が全く分からなかったからだ。NHK俳句でお題として出た時も、正解の像が浮かばず、支離滅裂な句を送り玉砕したのを覚えている。
結局自分は投句をせずに、結果だけを見て楽しむ事にしたのだが、