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我慢して宿題やった結果いま幸せですか?

本田圭佑の宿題やらなくていい発言が話題です。「我慢してやっておけば大人になって役に立つ」という方、そう生きてきた結果子どものころに思い描いていたくらい幸せですか? 同じ道を子どもに歩ませたいですか?

はじめに

こんにちは!「こどもコーチのこーちゃん」ことスタスタCEOの鈴木孝一です。

東工大院卒、ITベンチャーと一部上場企業を経て教育ベンチャー2社経営、趣味で器械体操やプレミアムテキーラのインストラクター、・・・。誰かが敷いたレールには従わない人生を毎日楽しんでいます。

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本田圭佑の宿題やらなくていい発言が話題です。「我慢してやっておけば大人になって役に立つ」という方、そう生きてきた結果子どものころに思い描いていたくらい幸せですか? 同じ道を子どもに歩ませたいですか?

◆本田「宿題は嫌ならやらんでいい」

👦:ねぇお父さん! 本田圭佑が「嫌なら宿題やらなくていい」って言ってたんでしょ?

父:ニュースになってたね。サッカー元日本代表の本田圭佑選手がTwitterでそういう発言をして、同じく元日本代表の武藤嘉紀選手と少し議論になったみたいだね。

👦:どんな話だったの?

父:本田選手の「学校の宿題は嫌ならやらんでいいと思う」に対して武藤選手が「本田選手がこう言ってるんだから宿題はやらなくていいんだ、って子どもが増えるから危険」って言ったんだ。

👦:たしかにお母さんに「宿題やりなさい!」って言われたときに「本田選手がやらなくていいって言ってた!」って言い訳する子はいそうだよね。

父:言い訳は別にして「宿題はやらなくてもいいんだ」と考える子が増えることはむしろ良いことだ、って本田選手は言ってる。もともとはTwitterの前に音声での配信があったんだけどそれを紹介するね。要約すると内容はこんな感じ。

学校の宿題はいらないと思っている。
自分も宿題を出されて、これまでやってきた。
でも何の意味もないくらい、形だけとりあえずやって提出していた。
友達のを丸写しして、身になっていなかった。
イヤイヤやってても意味がない。無理矢理やらせても逆効果。
嫌なことを逃げずにやらせることで、精神面を強くする効果がある」という人もいるが、やり方が間違っている。
それを宿題でやる必要がない。
宿題は子ども自身に何をやるかを決めさせればいい。

👦:本田選手は宿題を丸写ししてたんだね 笑

父:丸写ししてでも「提出しなければいけない雰囲気」であることを改善したいって言ってるんだ。自分にとって何の必要性も感じない状態で無理矢理やらされても全く身につかないから、って。

👦:それはそうだよね。無理やりやらされてもズルしちゃったりで、意味ないよね。

父:丸写しみたいなズルをしてなかったとしても、イヤイヤやった場合とやりたくてやった場合の身につき度合いは全く違う。無理矢理やらせるくらいだったら「子ども自身がやりたい宿題を自分で考えさせよう」ってのが本田選手の提案だね。

👦:いいじゃん。それに対して武藤選手はどう言ってるの?

父:要は「子どもにはそんなことできない」「モノゴトの必要性は判断できない」って。そうなると「嫌なものはしなくていい」という考えだけが植え付けられちゃうから危険だって。

👦:たしかにね。「嫌なものはしなくていい」ってのは危険な気がするよ。お父さんはどういう意見なの?

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◆何のために宿題はあるのか

父:お父さんは本田選手の意見に大賛成だよ。なぜなら「モノゴトの必要性は判断できない」ってのは、自分で決めて実行することをやってこなかったからだと思っていて。それをやらせる本田選手の提案「子ども自身がやりたい宿題を自分で考えさせよう」ってのは素晴らしいなと。

👦:「自分で決めて実行してその結果に責任を持つ」という訓練をしていけば、確かに「モノゴトの必要性」とかも判断できるようになりそうだよね。

父:自分で決める機会を奪われ続けたまま育つと、人に与えられないと何もできない大人に育ってしまう。「●●が言ったから」「やりなさいと言われたから」と、それが本当に必要なのかどうかも考えることもなく。

👦:それは怖いね。

父:でもそれが、今までの日本の教育だったんだ。宿題なんかまさしくそうだよね。そもそも宿題は単なる手段であって目的ではないのに「何のために宿題をやるのか」を一切考えることもなく、ただ宿題をやらせてる大人が沢山いる。

👦:「何のために宿題をやるのか」は流石に考えてるんじゃない??

父:そもそもの宿題の目的は「こなすこと」ではなく「わからないものを理解すること」だよね? だとすると授業中に全て理解できた子は宿題を免除されてもいいはずだよね? でもそんなことにはなってない。

👦:それは平等の観点からじゃない? 授業で理解できなかった人が「わからないものを理解できるようになる」ために宿題を出してるんじゃないの?

父:もしそうだとしたら、もっとちゃんと子どもに伝えないといけないよね。「わからないものを発見して、理解できるようにする」のが宿題の目的なんだから、友達のを写して提出しても何の意味もない、ってどれだけの子がわかっているか。

👦:ほとんどの子は宿題の意味とかは何も考えてないよね。ただ先生とか親に褒められるため怒られないため、に宿題をやってるよね。だから写したりしちゃう。

父:親が子どもの夏休みの宿題を手伝う、とかもあるよね。ほんと何の意味もない。先生に怒られないために宿題をやってる。だから、これをどうにかしたいっていう本田選手にお父さんは大賛成だ。

👦:「宿題やるかやらないかも自分で決める」ってのがお父さんの理想でしょ? 前に「ルールって絶対に守らなきゃいけないの?」の話の中で言ってたことだよね。

父:そうそう! よく覚えてるね。宿題やらなかったときの結果に自分で責任を持つ覚悟があるならやらなくていい、と思ってる。

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◆宿題は嫌なことから逃げない心を育てる?

👦:本田選手の発言の中でもう一つ気になったのは、これ。

嫌なことを逃げずにやらせることで、精神面を強くする効果がある」という人もいるが、やり方が間違っている。
それを宿題でやる必要がない。

父:宿題の目的としてこれを言う大人が結構いるんだ。嫌なことでも我慢してやれるようになるのが大事って。そのために宿題はあるんだって。でもそれに対して本田選手は「宿題でやる必要がない」って言ってる。

👦:精神力を鍛えること自体は必要ってことだね。

父:うん。でもそれはもっと後でいいと。小学生時代は「好きなことを見つけるキッカケを提供し続けること」が大事だって言ってるね。これもお父さんは大賛成。

👦:まさしく「こどもコーチング」でやってることだもんね。

父:宿題を我慢してやっておけば大人になって役に立つ」みたいなことを言う大人に伝えたいのは、

やりたくもない宿題を我慢してやって生きてきた結果、子どもの頃に思い描いていたくらいあなたはいま幸せですか?
同じ道を子どもたちにも歩ませたいですか?

だね。「自分も我慢したから、他の人も我慢するべき」みたいな考え方はしたくないよね。

👦:これも本田選手が言ってたの?

父:いや、これはお父さんの意見! イヤイヤやるんじゃなくて「わからないところを発見して、わかるようにするのが楽しい!」ってなる方法を考えたいよね。

さいごに

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