思考能力が低下すると、逃げるために『死』を選ぶ
心配性やHSPのひとは普通のひとよりも、「物事を深く考えること」が多いようです。
考えて行動するとミスも少なくなるし、計画的に物事を済ますことができますよね?
しかしもちろん考えすぎると脳が疲れてしまうし、余裕が無くなることもあるので、精神的にあまり良くありません。
なぜなら考え過ぎて、脳に負荷がかかりすぎるような状態では、
「通常では考えられないような異常行動」
これらを引き起こすことがあるからです。
思考能力低下の恐怖
仕事で忙しかったり、嫌な思いを長時間受けると「コルチゾール」と呼ばれる、【ストレスホルモン】が多量に分泌されます。
このコルチゾールが増えてしまうと、
「脳の記憶を司る海馬を萎縮させること」があります。
例えばパワハラなどの嫌なことを受けると、最初は腹を立てたり、反撃したりしますよね?
しかしその状態が長く続いてしまうと、だんだんと諦めて抵抗しなくなってしまいます。
これこそがストレスホルモンが出続けている危険な状況、
思考停止(フリージング)なのです。
忙しくて過酷な労働環境なのに、辞められない…。
そんな人はただ単純に辞められないのではなく、
「冷静に考えることができなくなっている」
という可能性があるので要注意です。
人が急に自殺をする「理由」
これは実体験ですが、人は考えることができなくなると、
「自分でも予想外の行動」を取ることがあります。
心配性わくわくも過去に転職が上手くいかないときに、友達の紹介で、
「全くの未経験かつ過酷な建築現場」で働いたことがありました。
当時は「とりあえず仕事をしないとダメだ…!」とすごく焦っていて、
すぐに正社員として働き始めたことをよく覚えています。
しかし当然ながら『建築の仕事がやりたかった』というわけではなかったので、職場の空気も合わず、毎日死んだような顔で仕事現場に向かっていました…。
辞めたい…。
でも紹介してくれた友達に迷惑かけられないし…。
でも辞めたい…。
そんな鬱々とした気持ちと忙しさとストレスのなか、突如として『あること』を思いついてしまいました。
作業中に飛び降りて足の骨を折れば、友達も納得する【仕事を辞める理由】になるんじゃないか…?
正直に言って、この時の自分は狂ってました。
当時の心配性わくわくは「仕事を辞める」ということだけのために、実際に建築現場のケガをするのに丁度いい(?)高さの足場を探したり、
『実はわざと飛び降りた』
ということがバレないように、「綿密な計画」を考えていたのです。
改めて今では考えられないけれど、そのときはそんな【異常な考え方】が、普通に日常の頭の中に浮かんでいました。
ただ結果的には実行する直前に怖くなってしまい、事なきを得ましたが、
「人間はストレスを過剰に受けると正常な判断ができなくなる」
ということが実際に経験して分かりました。
ふらっと電車に飛び込み自殺する人も同じように、
「ちょっと前に出れば…もう職場に行かなくていいんだ…」
というぐらいの考えになっていたのかと思うと…ゾッとしてしまいます。
まわりの声が聞こえなくなったら「要注意」
アメリカの随筆家、リロイ・ジョーンズ が、
「奴隷同士の鎖自慢」
という言葉を残しています。
奴隷は奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に、自分の足を繋いでいる
鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。
<中略>
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着て、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、
自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの「 唯一の誇り」を見い出しさえしている。
この言葉を聞いてどう思うでしょうか?
人間の脳はストレスから身を守るために、「通常では考えられない思考」を生み出すことがあります。
「自分よりも大変な人がいる…」
「みんなもやっているから我慢しなくちゃ…」
そんな、【職場の雰囲気】という同調圧力に流されていませんか?
「僕がいないとダメだ…」
「私がやらなきゃ…」
というような、【自己犠牲の誇り】に酔っていませんか?
他人のことばかりを気にしすぎてしまうと、一番身近で大切な存在であるはずの、「自分」をひどく傷つけてしまうことになります。
バランスを取るのは難しいけど、一度落ち着いて、『自分自身』について考えることは大事だと心配性わくわくは思います(´ω`*)
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