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焦りを絶ち切る『タイムアウト』



苦しいときにこそ、「立ち止まること」が必要です。


 

「まわりと比べてダメな私が嫌い…」


「失敗続きの自分に自信がなくなる…」




嫌なことが続いたり自分に自信が無くなったりしたときって、急に不安になって苦しくなりますよね。



しかしそんな心配事や不安があって落ち込み、精神が不安定なときでも、


日々の生活の中でやることはやらないといけません。



とりあえずやらなきゃ…でも忙しい…苦しい…




そんな忙しい時にこそ、一度立ち止まりましょう!



 

1日1回、必ず「立ち止まって考える時間」をつくる!

不安に押しつぶされそうになっていても、日々の日常は変わらず流れます。


あれもやって、これもやって…あ、あとあれもやらなきゃ…。

 

普段ならできることでも、心配事や不安を抱えていると、なぜか上手くいかないですよね?


 

不安⇒忙しい⇒上手くいかない⇒落ち込む⇒不安


 

こんな「負の連鎖」の繰り返しに、いったんハマってしまうと抜け出すのは大変です。


どんどん自信が無くなり、ネガティブな方向、自己嫌悪になります。


 

しかしそんなときは、あえて少しだけ時間を取って休憩して、


「立ち止まって今の自分を見つめる」


ということを試してみてください。


 

スポーツでも試合の流れが悪くなると、必ず監督がタイムアウト(休憩)を取りますよね?


なぜなら「一旦流れを止めてリセットする」ということには、


『不安な気持ちを緩和する効果』があるからです
 


 

「置いて行かれてしまう…」という焦りと恐怖心

立ち止まっている間にも他の人は先に進んでいる…

自分には立ち止まってるヒマなんか無いんだ…


 

このような「焦ってしまう考え方」にとらわれてしまってはいませんか?


 

自分はこんなに頑張っているのに、成果が出ない… 


努力に結果がついてこないときほど、辛いときはないですよね。


 

周りはどんどん先に進んでいるのに、自分だけが取り残される…。


そんな状況はとても焦り、不安になる気持ちはとてもよく分かります。


しかしそんな時に一度立ち止まって考えてみると、この「焦りという恐怖心」こそが、


実は『すべての悪循環の原因』になっているのではないでしょうか?


 


「比べてしまうこと」に良いことは無い

たとえば、『駅の階段を上がるとき』を想像してください。


 駅の階段の「上がり方」は、人それぞれ違います。


一気に一段飛ばしでビューンと駆け上がるビジネスマンもいれば、

踊り場で呼吸を整えて、一段ずつ上がるご老人もいます。


それはその人に合った、「それぞれのペース」があるからです。


もちろん、階段をスッと駆け上がっていける人はカッコいいなぁと憧れます。


だからつい「よし、自分もついて行こう!」と考えたりしますよね。


 

しかし頑張って後を追いかけようとしても、段々と離されてしまうのが現実です。


そしてその結果、


「追いつかなくちゃ…!」


という「焦り」が生まれ、


「なぜ自分にはできないのか…?」


という「自己嫌悪」のような負の感情が沸き上がり、次第に心を蝕んでいきます。



客観的に見れば、そもそも相手とは体力や年齢、そして能力が違うので、

「比べる必要なんて無い」と分かります。



なぜなら「自分と他人は違う」からです。


 

しかし不思議なことに、当の本人からすると、



なんでだろう…もっと私ならもっとできるはずなのに…


 

という「自分自身のプライド」に邪魔をされて、
周りが見えなくなっているのです。


ましてや忙しくて余裕が無いときは、いつも以上に調子が出ませんよね?



そんなときほど一息入れて足を止め、周囲を見渡してみることのできるような、


「余裕」を作りましょう。



そうすることで先に進める人の、「強味」や「特徴」というような、

「真似すべき良いところ」が見えてきます。


そして同時に先に進めない己の「弱み」や「性格」を知り、


「自身が成長するための改善点」が見えてくるはずです。

 

「立ち止まること」を勧める偉人たちの言葉


いくら心配性わくわくが「立ち止まることが良いよ!」とお伝えしても、


同じような『心配性で不安なあなた』にはあまり響かないかも知れません。



やっぱり立ち止まってしまうと、もう動けなくなってしまう気がする…


休んでいる間にも、周りは先に進んでしまっているかも…



そんな不安や心配事は気になってしまいますよね?



…しかし安心してください。 


実は過去の偉人達の多くの教えや言葉のなかにも、


「立ち止まる」ことの大切さを語っているのです!



そんなあなたの心配や不安をやわらげてくれる、『偉人たちの名言』も紹介したいと思います。


 

松島幸之助

失敗の原因を素直に認識し、

「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」

というところまで心を開く人は、後日、
進歩し成長する人だと思います。


これは現パナソニックを一代で築き上げ、「経営の神様」とまで呼ばれている松下幸之助さんの言葉です。


焦らずに「失敗」を「受け入れること」で、人は必ず成長できる、と教えてくれています。


 

禅語

「七走一座」(しちそういちざ)

七回走ったら、いったん座ってみよ


これは座禅を組むことで有名な「禅」の言葉です。


この「禅」の教えは現代でも、スティーブ・ジョブズ、イチロー、安倍首相といった有名な方々が取り入れています。


禅とは一言でいえば、「瞑想を意味する言葉」ともいわれています。


やはり1度心を静めることは大切ということですね。


 

「一日一止」(いちにちいっし)

「止」という字に「一」を足す「正」という字になるように、

一日に一回、止まって自分を省みることは「正しい」ことである



こちらは中国の古典にある言葉です。


古典らしく漢字にも意味があり、中国の長く続く歴史が残した『名言』ということが、より一層説得力を増しますね。



だれもが名前を知っている「偉人の名言」から、「何百年も前から伝えられている言葉」まで、

数多くのメッセージがありました。


そしてこれらすべての言葉が、「立ち止まることの大切さ」を伝えてくれています。


「経営の神様」から仏教、そして古来から残る言葉たちがそう言っているのですから、

焦らずに深呼吸をして、まずは心を一旦落ち着かせてみましょう。


 


焦っているときほどひと休みして、視野を広げよう

本来「立ち止まる」ということは、とても単純で簡単なことです。


しかしそんな簡単だと思えることが、忙しくて不安なときほど、自然にできてないことが多いですよね?


なのでこの「悪循環の流れがある」ということを踏まえて、


1度「立ち止まること」を意識してみましょう。


 

そしてしっかりと一呼吸置いてから、


・まわりを見渡す「余裕を作る」
・自分の中の「反省点を探し出す」


この2つのことを、まずは試してみて下さい。



まずは一度落ち着いて、「悪い流れ」をバッサリと区切ること。


それこそが実は一番最初にやるべき、


「気持ちを変えるための最善策」

だったのです(*゚ー^)

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