最近読んだものを紹介します。
読書は、紙の本も電子書籍も、それぞれ良さがあって好きです。
少し前、坂口安吾の「桜の森の満開の下」を読みました。美しさと怪しさ、怖さ。満開の桜に魅せられるように、美女に魅せられる怖さと悲しさ。けれども、それを避けられない人間というものを感じます。
実は、これを読もうと思ったのでは、この後、森見登美彦さんの「新釈 走れれメロス」の中に所収されている「桜の森の満開の下」を読みたかったから。こうして、作品から作品へとか、作者から作者へと数珠つなぎに読むものが広がっていくのも読書