【短編小説SS】ラブコメ学園
入学希望で学生が殺到する、ラ・ブリリアント・コミュニケーション・メモリアル学園(長いため、通称ラブコメ学園と呼ぶ)が、創立三十周年となった。
私こと古屋大介は、いたって平々凡々な顔立ちと黒ぶちメガネ。
そして中肉中背の20代前半の男性。
どこに出しても恥ずかしくないモブである。
そんな私がこのラブコメ学園に教師のタマゴとして、新規配属されることとなった。
配属五日目にして、校長先生の妙に長い朝礼に思わず欠伸をしそうになるのを堪える。
真横には二つ年上の三城先生、彼女は私の