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エッセイ集完成への道④完成

初めてのエッセイ集、ついに完成致しました!
現在BOOTHにて再販分の販売をしています。

文庫サイズ/本体価格1000円(少部数発行のため)
100Pに12編収録のエッセイ集です。
送料370円(匿名配送)となります。


収録したのは、こちらのエッセイです。

「零れ落ちた光を集めて」

あのころの私は今よりもずっと
あのワンピースがずっと欲しかった
あなたの「いらっしゃいませ」が聞きたくて
いつも笑って距離をとる、と彼女は言った
今までで母が一番喜んでくれた花
変わらない味は自由の象徴になる
「好きの温度」に取り残されたのは
パンケーキと私と帝国ホテルの美しい思い出
勇者になってスライムを作る
私を救ったのは「あなたのために」ではなくて

書き下ろし分
自分という存在をどこに残すか
あなたの人生に光を

(順不同)

タイトルも一部変更してありますが、上記の10編は既に公開したものです。公開中のものを含め、現在非公開となっているものも収録してあります。これにプラスして書き下ろしが2編です。

リンクが繋がっているものはサンプルです。


中身はこんな感じです。


仕様としては文庫サイズ、100P、収録エッセイ12編となっています。お値段はちょっとお高く感じられるかもしれませんが1000円(少部数発行のため)、送料400円弱で販売いたしました。



私だけの本

荷物が届いた瞬間から感動の気持ちが止まりませんでした。こ、これが私の本……!? という。いろいろ大変でしたが、なんとか形になって良かったです。出来上がりがとにかく綺麗で感激しました。 

さっそく読んでみたのですが、散々添削と校正で読み直していたのにもかかわらず、紙媒体で読む分には印象が全く違いました。なんというか、ふわあっとして。

それにパソコンやスマホ上にはない柔らかさのようなものを感じました。やっぱり形に残るってすごくいいなと思いました。それに手に乗る文庫サイズの本って、かわいいです。


ちなみに立案は約2年前の記事にありました。ずっとやりたいなと頭の中にあったものの、形にするまでは何事も難しいですね。

最終的なまとめとして出した記事もあります。後半は有料記事です。


かつての構想

「自分の本を作ってみたい」という気持ちは、私が小学生のころからうっすらと描き始めていた夢のひとつでした。小学生のころはよく友達に対して「いつか本を書くから買ってね!」と言ったりしていた思い出があります。当時は何故かベストセラー作家になる自信があったようです。

そして小学生、中学生、高校生と私の将来の夢は形を変えたり、ときには悲しいことに実現不可能になっていきました。特に大学進学できなかったことは大きな挫折となりました。けれどもその中でたったひとつ、宝箱の底のほうにきらっと残っていたのがこの夢でした。

最初は自分がどう生きてきたか、という重いテーマの自伝のようなものを考えていたのですが、こちらでエッセイを書くようになってだんだんとイメージが湧いてくることになります。エッセイ集として本を出すとしたらこんな風にしてみたい!などいろんなことを考えるようになりました。


読むアルバム

けれども、その「自分の本を作ってみたい」という思いは頭の中でふわふわと優しい印象で漂っているだけで、一向に現実的な一歩を踏み出すことができませんでした。それは具体的に何をしたらいいのかがわからなかったこと、そして実際に作ったところで果たして読んでくれる人がいるのか? という不安からでした。

結局踏み出すきっかけになったのは、皮肉なことにこのアカウントをやめようかと思うようになったときのことでした。そのときの私は私生活でも療養中の病気が悪化したり、noteでもうまくいかないことばかりですっかり参っていたのです。

そんなときに「やめたらここで書いたエッセイがみんな画面越しの文章で終わってしまう」と考えました。私はここでずっと描いていた夢に漕ぎ出す決意をします。「形にしよう。手元に残る『読むアルバム』として本を作ろう」と行動を始めました。

その結果が、この記事でもとりあげている「零れ落ちた光を集めて」という私のエッセイ集というものになります。


本に込めた夢

本を作るというのは簡単なようで、いくつもの工夫や技術が必要なところもあります。正直なところ、ネットで調べただけではわからないこともありました。やり方は書いてあっても「実際のところどうなのか?」という情報はあまり見かけることがなく、不安な気持ちもありました。

収録する作品はずいぶん考えたのですが、読後感の良いものを中心に選ぶことにしました。理由はあとあと何年か経ったときに読み返してみて、自分はどう思うのか? と考えました。また客観的に読んで下さっている方たちへの感謝の気持ちも込めました。

そして自分の過去と向き合ったエッセイをいくつか入れました。自分の力で前に進むことのできた経験(成功体験)は、後々の私に対しても力になってくれるだろうとの思いからです。


タイトルの「零れ落ちた光を集めて」ということばには、「失敗してうまくいかなかったことでも、集めれば成功への光となる」――そんな願いも込めました。よろしくお願いします。



こちらのエッセイ集の件をきっかけにへんいちさんに記事を書いて頂きました。もうあまりに嬉しすぎて泣きそうです……!へんいちさん本当にいろいろとありがとうございました。


ここまで読んで下さってありがとうございました。




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