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「友達」と「お客様」とのサービスの差は上手に分けよ!

飲食店ではよくある話。「私とあの人、対応の差酷くない?」「知り合いだからって優遇しすぎじゃね?」「同じもの頼んでるはずなのになんでそんあに違うの!?」とか、実は感じたことがある人、多いと思います。今日はそんな話。

・例えばどんなこと?思い出してみよう

・逆に「良かったな」と思う店やスタッフはどう対応してるのか?

・これを踏まえて気にしている3つの日頃の対応



例えばどんなこと?思い出してみよう



ま、これだけ飲食業界にいて、よく付き合いで外食をして、これだけエンゲル係数を上げまくってきた僕だからこその体験談は忘れちゃったくらいあります笑。聞いた話も沢山あって、その情報をもとに自店での振る舞いも考えるようにしています。



思い出せる中での具体的な体験をまず数事例挙げます。共感できる内容がもしあればそれは良いのか悪いのか・・笑。



case1.某お弁当屋にて。「急に最後に塩対応!?」



某お弁当屋さんでお昼ご飯を買った時の話。



初めて入る店では相変わらずのド緊張故に変な関節の動きでもしているかのような歩き方で店内へ。



「いらっしゃいませこんにちは!」



素敵な挨拶から始まったランチストーリー。良かった、冷たい店じゃなくて笑。対応してくれた女性はたぶん25歳くらい、容姿端麗、お弁当屋さんはおばちゃんがレジをしているという勝手なイメージがあったのでややびっくり。



感じの良い対応をしてくださり、別に食べたいものも決まってなかったので謎に見栄を張ってちょっと高い生姜焼き弁当を注文

(↑高いっていっても500円ね笑。ちなみに他のが300円〰480円くらい←ホントにちょっとだけやん笑)



出来上がるまで店内の片隅で待っていると次のゲストが登場。どうやら知り合いのようです。



「いらっしゃいませこんにちは!」までは一緒、一応マニュアルなのだろうか、それとも面白がっているのであろうか、僕の時と同じように対応をしていました。



そのあと、

「いつもいるの?」

「だいたいね」

「俺、近くのオフィスにいるからさ」

「あ。このお茶少し角がへこんでるから取り替えるね」

「あ、いいよ。中身変わらないから」

「そう?ありがと」



みたいな会話。どういう関係なんだろう。ま、友達でしょうねって感じ。



そして、犬を連れたおじいちゃんが入ってきて、「まだ?」ってややご機嫌斜め気味に入ってきました。「出来ております。番号札よろしいですか?」と店員さんに言われポケットの中をごそごそ探して、見つけた番号札を渡して念願のお弁当を手に入れて帰っていきました。



やや横柄な態度にも同じノリで振舞えるそのスタッフさん、その若さで素敵ですね。僕だったら「何あいつ、感じ悪っ」ってなって裏でたばこ吸ってましたわ笑。

(↑昔だったらの話ですからね?笑)



そして、僕のお弁当が出来たようです、番号は23番。



「23番でお待ちのお客様」



って呼ばれたので、いただいて「ありがとうございます!」と聞こえる程度の大きくはない声で言ったのですが、完全にスルー+「ありがとうございました」も何もなく、その知り合いのお弁当が出来たみたいで「お待たせー!」ってそちらに駆け寄っていきました



ちょちょちょ!っと!!最後だけ塩対応すぎない!?笑知り合いに気を取られすぎじゃない?それともそいつあんたの彼氏!?だったら許す(・∀・)←ってならないからね!笑




case1.某イタリアンにて。「隣の人にバンバンサービスしすぎじゃない?」



これ、よくあるパターンですね。「あからさますぎる」やーつ笑。



多分、ぼちぼち店舗拡大しているお店なので系列店のスタッフなんでしょうね。距離感や話してる内容が仕事についてだったので。(←わかっちゃいますよね?だって同業なんだから。似たような話するから笑)



それは自社の悪い話でなければいいとして、ま、出てくる出てくる色々なつまみの数々。



「ちょっと食べてみて」

「余ったからあげる」

「どう?美味しくない?」



貰えてる側はさぞ嬉しいでしょうし、系列店だし別に問題ないっておもってることでしょうけど、隣の人はそんなこと全く関係ないのであまりに華美なサービスは違和感を覚えてしまいかねません



「知り合いってこんなにサービスしてもらえるんだここ」ってなって、やや距離を感じることでしょう。

(↑だったら私も沢山通ってこうしてもらお!って凄いポジティブな人がいたら紹介してください笑)




逆に「良かったな」と思う店やスタッフは

どう対応してるのか?




そうですね。正直言っていいですか?



ないですね。なんか思い出せません。ただ忘れただけかもしれないですけどもしかしたらなかったから思い出せない、てか体験してないんだから思い出すも何もまずもって頭にない

(↑過去最少文字数のセクションになりました笑)




これを踏まえて気にしている3つの日頃の対応



「知り合いなんだろねきっと」って思って「知り合いにはそうするよねー」って納得して支障をきたさない人もいるとは思います。でも、比率を考えたらきっとそのカテゴリーの人は50%は切ると思います



つまり、飲食店において色々と寛容な方はマイノリティーってことです。何も言われないのは相当そのお店のごはんや飲み物、雰囲気やその他に価値を感じているか、サイレントクレームかのどちらかです。



僕もお店もすべてがすべてうまく振舞えているかと言えばそれはnoです。完璧に出来ていたらもっと違う景色の下に今いると思うんで。



しかし、今回のテーマに関して「素晴らしい対応でした!」ってお店に出会えていないことを考えると、それはとても難しい問題なのかもしれませんし、まずもって解決することのできないブラックゾーンの可能性もあります。



ですが、知り合いがきた、友達が来た、家族が来た時に変にマニュアルにのっとった対応をするのはいささか変で、どうしても「知り合いだから感」はでてしまうものであると考えています。



その中で、こういった不快感を誰も持たずに同じ空間を運営できないかという議題に対して気にしていることを3つほど挙げます。



一般のお客様が見て「あからさま」なサービスはしない。する時は一般のお客様が気にならない、見えない席に座っている時のみ!


もし①のような状況にならない時にどうしてもサービスしたいときは、そこにいる全員に同じサービスをして場を盛り上げることを考える!


会話は平等に振る!知り合いの席にばかり張り付くとその空気感が出るのでなるべく時間を散りばめる!



ですかね。つまり、一言で言えば「気配り」ってことです。



されて嫌だったことは基本やるべきではないと思います。ですが、わかっているのに、そう思ったのになぜか実践できないことって多いです。カラダに悪いものを食べてしまったり、明日早いのに夜更かししてしまったりするのと似ているようにも感じます。「良くないのにやってしまう」ここの改善は「相手の立場になってみること」をくどいほどにイメージしてイメージして・・そうすれば少し心臓がドキっとします。この感覚を忘れないことに尽きると思います。

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