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過去、グループの社員総会でご講演いただきました高野さんの名著「品格を磨く」を改めて読み直し、改めて感じたことをシンプルにまとめました。

捨てるべき「私」と「我」

リーダーとして捨てるべきものに「私」と「我」がある。
「修身」に触れ、リーダーとしてどう身を修めていくべきなのか、改めて理解が進みました。

☑人としてあるべき当たり前の姿に先ず、身を修める。
☑他者の想いを修める。
☑人の役に立つために身を修める。

そんな考え方ができる人が大人であり、大人になることで「私」と「我」から離れていけるのだと理解した上で読み進めました。

私利私欲と嫉妬

私利私欲を捨て、嫉妬も捨てる。

私自身、思ってみても、なかなか捨てることはできていないと反省します。

ただ、経営者として誇りを持って言える事があります。

利益を社長や経営陣が大半を持っていくような個人事業でも中小企業でもないということ。

利益の分配は社内に開示された制度に照らし合わせて例外なく、支給する。

売上総利益(粗利)に対する従業員の年収は同業界の上場企業と比較してもダントツに高い会社です。

基本的な考え方として、従業員の給与が高い会社は良い会社だと思っています。還元率が高いということはオーナーや社長、経営陣が私利私欲を捨てる決断をして経営しています。

まずは私利私欲を捨てていると言い切れるぐらい、粗利に対する還元率(給与)が高い企業であるべきだと改めて感じました。

プレイヤーである私を捨てる

嫉妬を捨てる。

そうですね、確かに、自身の過去に、栄光に、嫉妬した経験があります。

プレイヤーとして従業員と一緒に働いていると達成感や一体感を心地よく、仕事終わりのビールが美味しいいものです。

ただ、部課長クラスや役員ともなれば、プレイヤーとして現場で働いてくれている従業員と同様の仕事をしている時間は給与泥棒です。

高い給与はなんのために支払われているのか、この意味を理解する努力を怠り、現場が困っているからと現場に入ることで、部下の仕事や成長機会を奪い、部下は次のキャリアから遠ざかります。

そう、自身の後任が現場と一体感を感じている姿に嫉妬した経験をお持ちの方も多いと思います。
自分だけが取り残され、裸の王様のような場面を直面しない限り、次のステップには進めないと思います。

企業の哲学を語るに相応しい人格を


リーダーの仕事は企業の哲学を語り、自ら相応しい人格を持つ人物でなければならない。

弊社は企業理念を掲げていますが、私自身、この理念にブレることはありません。

企業の存在意義、つまり目的だからです。

「R&Eビジネスの創造を通じて社会と社員の生活向上に貢献します」という言葉に偽りがないということ。

「社員の生活向上」と言いながら「利益」をオーナーや社長、役員が搾取し、社員は低賃金で働かせる、そんな考え方の経営陣なら弊社からは去った方が良い。

リーダーは勇気を与える存在

リーダーとして、事実を正しく伝えること、危機感を共有することを重要視してきた私。

一方、常に「勇気」を与えようとか、そんな存在であろうとか、そういう視点は欠如していた時代もあったし、今でも弱いと思いました。

本著で紹介されている「リッツカールトン」は組織に「誇り」と「楽しさ」が存在すると言われています。

きっと、それは、リーダーが「勇気」を与える存在であり続けなければ生まれない社格なんだろうと本著を読み、理解することができました。

人格を磨くためにも、良い言葉を発し、良い習慣を組織の中に創り、勇気を与えられ続ける経営者であろうと思います。

ビジョナリーカンパニーを目指して。

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内定者課題の書籍の一冊、「リッツ・カールトンで学んだ マンガでわかる一流のおもてなし」は読書慣れしていない方にお勧めの一冊ですね。

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