Bayern ZONE3 Defense Play Idea
本日は、バイエルンのZone3でのDefenseを紹介していこうと思います。
バイエルンの監督は、前記事と連続してのレッドブル系のナーゲルスマンです。
バイエルンは1-4-4-2(1-4-2-3-1)の時もあれば、1-5-3-2など多様です。
本日は1-4-4-2(1-4-2-3-1)の映像を使って解説していこうと思います。
ZONE3 共通するコンセプト
完結に言うとwide誘導→中央回収です。
映像のプレス開始シーンの画像です。
相手が3バックでバイエルンは2FWなので1人足りません。
それを補うためにSHを1列前へジャンプさせていました。
SHは縦方向のパスコースを消しながらアプローチすることでボールはwideに誘導できます。
✅ここからが特徴です。
誘導先のwideには
SBが縦方向を消しながらアプローチ
そうすることで次の誘導先が中にできますし、予測が立ちます。
なので横パスが出た時のアプローチ(ボールを奪う選手6番)がとてもはやいし、強いです。
そしてもう一つ特徴が
誘導先の中のspaceを圧縮する
7番、11番と逆SHの10番の選手のタスクに注目してください。
7番:Pressのスイッチとなりwide誘導に成功しています。その後のプレスバックはパスを出した選手のパスコースを意識しつつプレスバックしています。
11番:相手のVO(失う選手)が自陣側に戻れないような位置までプレスバックしています。動画では奪えていますが、もう少し時間がかかれば挟める位置まで戻っています。
逆SH 10番:ピッチの半分よりスライドしています。スペースを圧縮しています。
仮に失った選手が失わず横にパスしたとしてもいける距離まで移動しています。
メリットは
・前向きで奪える
・数的有利を生かせる
・カウンターに繋がる
デメリットは
・最終ラインが同数になりやすい
・逆サイドに広いスペースができる
などが考えられます。
↓参考動画