spare_time

『隙間時間にアップデート』がコンセプト 日々現場で奮闘の選手や指導者の味方に サッカー…

spare_time

『隙間時間にアップデート』がコンセプト 日々現場で奮闘の選手や指導者の味方に サッカーオタクのあなたに 理想のサッカー実現の手助けや 試合観戦の新しい楽しみになればと思います 質問や要望などあれば気軽にご連絡ください ad:sparetimefootball@gmail.com

最近の記事

浦和レッズ 2021 Zone2&3 Play Idea 個人戦術

浦和レッズについてです。 今回は戦術の話ではなく、戦術を成り立たせる上で必要不可欠の個人戦術についてです。 ↓↓動画↓↓10〜13秒のシーンに注目してほしいです。 13秒あたりで田中達也(11番)選手がボールを受けた選手です。 田中選手はなぜこのタイミングでボールを受けにきたでしょうか?? 逆にそれまでは何を考えて立ち位置をとっていたのでしょうか? POINT◉ボール保持者の状況 ◉田中選手の最初の立ち位置によって誰が利益を得るか です。 ◉ボール保持者の状況 ですが

    • Chelsea Zone2 Attack Play Idea

      21-22シーズンChelseaについてです。 監督は昨シーズンチャンピオンズリーグを制したトーマストゥヘルです。 ↓↓動画↓↓フォーメーションは1-3-4-3です。 前線の3は1人のFWを頂点に2シャドーを置く形になっています。 相手のエバートンのフォーメーションは1-5-4-1です。 チェルシーのFWと2シャドーとWBはマンツーマンで見ることが可能です。 (厳密にはボールサイドのみ) なので5秒あたりのシーンでジェームズが受けた時アプローチを受けています。 このシー

      • Fiorentina 21-22 Attack Play Idea

        今回はイタリアーノ監督率いるフィオレンティーナについてです。 フィオレンティーナは1−4−3−3のシステムを採用しています。 build-upの傾向としては出し手が CB or SBになります。 今回はCBのケースを解説したいと思います。 ↓↓動画↓↓動画ではトランジションの中ではありますがCBがドリブルで運ぶことができています。 その時に ・SBのサポートの動き ・WGのポジションチェンジ ・IHのポジションチェンジ に注目してください。 3人がそれぞれ重ならないポジシ

        • 浦和レッズ 2020 Zone2 Attack Play Idea

          リカルド・ロドリゲス率いる浦和レッズについてです。 ↓↓動画↓↓浦和レッズはZone2で基本的に最終ラインが3人になります。 相手のFWが2人いることが多いので数的優位を確保するためだと思います。 やり方は2人のVoのうちどちらかが最終ラインに入ります。 入る場所はCBとSBの間やCB間などランダムです。 最終ライン3人とAC(アンカー)で3−1の形を作ります。 動画のシーンを解説します。 浦和レッズは数的優位を作ります。 アビスパはプレスをするために数的同数を作りに

        浦和レッズ 2021 Zone2&3 Play Idea 個人戦術

          Arsenal 19-20 Zone3 Defense Idea

          こんにちは。今回は少し昔のアーセナルについてです。この動画の時の監督は就任したてのアルテタです。 そんなアーセナルが面白いプレスをしていたので紹介します。 ↓↓動画↓↓アーセナルのフォーメーションは1-3-4-3です。 対するマンチェスターシティは1-4-3-3です。 動画のarsenalのdefenseについて解説します。 簡単に説明すると 3−4−3での外切りPressを行っていました。 よく見る外切りプレスは4−3−3で行われるのが主流なので、このアーセナルのやり方

          Arsenal 19-20 Zone3 Defense Idea

          Shakhtar Donetsk Zone2 Attack Play Idea

          今回は、CLで行われたシャフタール•ドネツク(以下シャフタール)対シェリフで現れた現象の1つであるシャフタールのボール保持について取り上げます。 シャフタール 1-4-2-3-1 シェリフ   1-4-1-4-1 この試合でシェリフはマンツーマンを採用しました。 シャフタールのSBにはSHを、VoにはIHを、トップ下にはアンカーをマークにつけて、2CBには1トップがサイドを限定するようにプレスを掛けます。 この状況だとシャフタールはLCBがフリーなので、そこまでボールを

          Shakhtar Donetsk Zone2 Attack Play Idea

          Atalanta Zone3 Attack Play Idea

          今回は、ガスペリーニアタランタの相手守備を崩すうえで重要になってくるアイデアです。 味方と逆の動き 赤2 足元で受ける動き   赤3 裏に抜ける動き ボールに近い味方とは逆の動きをすることで相手の守備を混乱させることができます。(上のGIFでは青1を赤2のマークか赤3へのパスコースかで困らせている)

          Atalanta Zone3 Attack Play Idea

          FCBarcelona Zone1 attack Play Idea

          今回は12月5日に行われたバルセロナvsベティス戦をピックアップしました。 バルセロナといえば監督がシャビになったことで注目のチームです。 フォーメーション 以下のようバルセロナ1433 vs ベティス1442 です。 動画Zone1から前進するための方法 このゲームではいくつかの方法を使って前進していました。 そのうちの1つを紹介します。  AC縦ズレ IHのVo化 ベティスは、バルセロナのGKまで積極的にPressをすることをしませんでした。 GKにボールを持たせ

          FCBarcelona Zone1 attack Play Idea

          ERIC GARCÍA(エリック・ガルシア)運ぶドリブル Play Idea

          今回はエリックガルシアの運ぶドリブルとパスについて解説していきます。  動画サラーっと見たらふつーにプレーをしているように見えます。 しかしこのシーンにはすごいシーンが2つあります。 ①ドリブルしている時の置き所(触りどころ) ②身体の向きで相手を騙す(軸足の置く位置) ①ドリブルしている時の置き所(触りどころ)について 簡単に言うと 選択肢を2つ持ちながらかつ その2つどちらにも蹴れる位置に置いてます。 ドリブルのためドリブルではなく次のプレーのためのドリブルになってい

          ERIC GARCÍA(エリック・ガルシア)運ぶドリブル Play Idea

          浦和レッズ ZONE2 attack Play Idea

          今回はリカルド・ロドリゲス率いる浦和レッズを解説します。 浦和レッズはattack時(zone2では)13151の形でdefense時は442フォーメーションです。 ↓ZONE2時のフォーメーション。 zone2のattackでは、守備時の1442の陣形からVoが最終ラインに下がり3−1の形を形成します。 動画↓ここで数的優位を作り出しボールを前進させていきます。 ただ数的優位を作るのではなく、位置的な優位も作れています。 8秒〜11秒のシーンでは、最終ラインに入っ

          浦和レッズ ZONE2 attack Play Idea

          Bayern Zone3 Attack Play Idea

          今回は21-22シーズンのBayernにのZone3のクロスの1つのパターンを紹介します。 注目して欲しい点は2つです。 ①クロスを上げているエリア ②シュートを打っているエリア ①クロスを上げているエリアPAかなり深く侵入したエリアまでいきクロスを上げています。 俗に言うポケットやDゾーン、ニアゾーン、ゴールデンゾーンなどと入ったりします。 そのゾーンのことを Josep Guardiola は『絶対に守れないゾーン』と言っています。 なぜ守れないかと言うと ”マーク

          Bayern Zone3 Attack Play Idea

          SB オープン Play Idea

          今回はSBで頻出するコントロールについて紹介します。 サイドに開いた状態で味方からのパスを受ける際、前方サイドライン沿いにパスを出せるような体の向きを作ることで相手DFは縦のコースを気にします。 すると内側のコースが開くのでそこにパスを通したり、今回の動画のようにコントロールで相手の逆をついたりすることができます。 相手DFが縦を消さなかったらそのまま前方にパスを出したり、持ち運んで相手の前に入り込むことができます。 よく相手のプレスのハメどころに設定されるサイドバック。

          SB オープン Play Idea

          Pedri サポート ドリブル Play Idea

          以前紹介したペドリについてのプレーアイディアの紹介です。 8〜9秒のあたりでペドリはボールを受けてターンをします。 パスを効果的に受けるためのサポートについては以前の記事を読んでください。 ここからペドリはドリブルを開始します。 ここにどのような判断があったか説明します。 ドリブルをした理由は ①優先順位が高く、優位性がある選手がいなかった。 ②目の前にスペースがあった。 ③数的優位を作るため 以上の判断があったと思います。 おそらくこのようなことを無意識に考え

          Pedri サポート ドリブル Play Idea

          Immobile リスタート Play Idea

          どんな瞬間にチャンスになりますか? その答えの1つに、相手が油断している瞬間というのがあります。 大事なのはその瞬間を逃さないこと。 そして、それを複数人で共有することです。 このシーンでは、 ①キッカーが準備できている ②相手DFが準備できていない という条件が重なり、インモービレは動き出すことができました。 彼の狡猾さが滲み出たシーンと言えるでしょう。 そしてそれに答えたキッカーのボールの質も見事です。 もう一度お尋ねします。 どんな瞬間にチャンスになりますか?

          Immobile リスタート Play Idea

          Pedri サポート ドリブル Play Idea

          今回は個人についてです。2002年生まれのスペイン代表ペドリについてです。 19歳にしてバルセロナやスペインで代えが効かない存在になりつつある選手です。 動画このシーンは凄さが2つあります。 ①サポートの選択と質が高い ②数的優位の作り方 ①適切なサポートを行えている サポートには、いくつか種類があります。 このシーンはゴール方向に進むためのサポートを選択しています。 このサポートを選択する時に重要な条件は ”ボールホルダーがパスを出せる状態(フリー)でいる”ことです。

          Pedri サポート ドリブル Play Idea

          Valencia ZONE1 Defense Play Idea

          今回はMarcelino Toralが2017~2019まで率いたValenciaのZONE1でのハーフスペース封鎖術を紹介します。 システムは1-4-4-2です。 はじめに、ハーフスペースへの縦パスを消すのはSHのタスクです。 SHをDFラインに落とすようなことはせず、中盤のラインでプレーします。 ここからはケーススタディ毎にGIFを用意しました。 長くなるので解説はすっ飛ばします。「なぜこういう対応をするんだろう?」と裏側に想いを馳せながらご覧ください。いつか詳しく

          Valencia ZONE1 Defense Play Idea