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Fiorentina 21-22 Attack Play Idea

今回はイタリアーノ監督率いるフィオレンティーナについてです。
フィオレンティーナは1−4−3−3のシステムを採用しています。
build-upの傾向としては出し手が
CB or SBになります。
今回はCBのケースを解説したいと思います。

↓↓動画↓↓

動画ではトランジションの中ではありますがCBがドリブルで運ぶことができています。

スクリーンショット 0003-12-18 12.35.38

その時に
・SBのサポートの動き
・WGのポジションチェンジ
・IHのポジションチェンジ

に注目してください。
3人がそれぞれ重ならないポジションでスペースを共有することができています。

ボールはSBに入ります。
そこで”もう一度WGがスペースアクション”をします。
そうすることで
①SBに対してWGがもらえるパスコースを作ることができる。
②SBからFWへのパスコースを作ることができる。

が大きな効果だと思います。

そしてこの動画では
①に対してはボール保持者にアプローチをしている選手が若干気にしてアプローチが遠くなっている。
②のパスコースを気にして相手のボランチがパスコースを消しているのでフィオレンティーナのIHがフリーになっている。
とまさに効果を示していると思います。

スクリーンショット 0003-12-18 12.43.41

よってIHからsideチェンジをして逆サイドで数的、位置的優位性を生かして
ボックス内へボールを送ることができています。
余談)FWに縦パスが入った後の32番のIHが3人目で関われたら最高でした。

このようにボールを持っている選手、持っていない選手が連動していくことで良い形の攻撃ができると思います。

それは”瞬間瞬間に選手同士が味方を見て状況を判断しているのではなく”
あくまでも”プレー原則に基づいたアクション”をしていると思います。

プレー原則の抽象度はチームによって変わると思いますが。

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