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うつのあなたへ

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うつのあなたに向けてのメッセージです。
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躁うつルーティンを脱却せよ

躁うつルーティンを脱却せよ

ふと思い返すと、私にはお決まりの躁うつルーティンがある。もうこれは繰り返したくないので、このルーティンを抜け出すためにも書き残しておく。

1.仕事(学校)をやめる

●躁のとき
次に何かやりたいことがあって仕事をやめる。ハワイにヨガ留学に行くとき、沖縄に移住するときがそうだった。沖縄移住前は、色んな人に会いまくり、応援してもらった。人生一度きり。という言葉に振り切りすぎて、わくわくに向かって全力

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うつ期に少しでも身体が動かせるようになったらやることリスト

うつ期に少しでも身体が動かせるようになったらやることリスト

今は倉庫で棚入れのお仕事をしています。
商品を棚に次々と入れていくシンプルな作業です。

基本的にやることは同じなのですが、部署が変わる日があります。Aの部署は、棚が自動で動いて目の前にきてくれるので、その棚に入れていきます。自分が動く範囲は狭いです。Bの部署は、商品を積んでカートを押しながら空いている棚を見つけて入れていきます。ひたすら歩きまわります。

ある日、時間の感覚が全く違うことに気づき

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うつと海に潜ることは似ている

うつと海に潜ることは似ている

うつ。内なる自分との自己対話。周りの人や情報を遮断し、静寂につつまれる時間。それは、深く深く潜っていくスキンダイビングみたいだ。

私は4ヶ月前まで島暮らしをしていた。
よく海に行ってはスキンダイビングをしていた。一息で深く深く潜っていく。深い青色につつまれた世界がなんとも心地よかった。聞こえるのは水の音と、自分の呼吸の音だけ。ただひとりで深く深く潜っていく感覚が、うつのときと似ている。

うつは

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うつとは生まれ変わりの儀である

うつとは生まれ変わりの儀である

"うつは生まれ変わりの儀"

歩いていると、ふと、そんな言葉が浮かんだ。そうなのかもしれないなぁ。うつになると周りの情報や人との関わりも遮断する。1人きりになって、ひたすら自分との対話が行われる。自分の内側にしか意識が向かない。そして、うつが明けると生まれ変わったような新鮮な気持ちになる。視点が変わる。

『うつは生まれ変わりの儀』
このことを思い出してうつへの認識が変われば、苦しみは少し和らぐの

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人生は持久走なのかもしれない

人生は持久走なのかもしれない

こないだ書いたnoteを見返したら
ふとこんなことを思いました。

"人生は持久走なのかもしれない"と。

躁のとき、もっと早く走れるんだ!と自分を過信して全速力を出します。猛ダッシュし始めます。ただ、それは長くは続きません。猛ダッシュした分だけ、動けなくなってしまいます。息が上がって、疲れて、足が止まってしまいます。あれだけ猛ダッシュしていたのに、一歩も前に進めなくなります。身体を休める時間が必

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等身大でいられる、そんな場所

等身大でいられる、そんな場所

noteにはうつのことや、死にたい気持ちがあったときのことも包み隠さず書けました。友達や知り合いとつながっているインスタでは、なかなかそこまで本当のことは書けません。

noteはそんな素直な気持ちを吐き出したり、自分を表現したり、等身大でいられるすてきな場所だなと思いました。一昨日と昨日と、はじめてコメントもいただいて、とっても嬉しかったです!!ありがとうございました!書いていてよかったです。

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人生を長い目でみること、忘れずにね

人生を長い目でみること、忘れずにね

今日が終わって、また朝がきて
明日を迎える。1年、5年、10年と、
人生はこれからもずーっと続いていく。

躁になると途端に
"人生一度きりだからやりたいことをやる"
"いつ死んでも後悔しないような生き方をする"
っていう気持ちが湧き出して、アクセル全開になる。今やりたいこと、今楽しいこと。目の前のことだけしか、考えられなくなってしまう。

でもこの考え方は躁鬱人の私にとっては
躁を加速させてしま

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うつから回復するまでにした7つのこと

うつから回復するまでにした7つのこと

私は双極性障害です。
今日はうつから回復するまでにしてよかった
7つのことを書いていきたいと思います。

1.環境を変える
(ストレス源から逃げる)

これが一番最初にしたことです。すぐさまストレス源から猛ダッシュで逃げることが先決です!!私の場合は仕事のストレスがどうにもならなかったので、退職し帰省しました。環境を変えなくても、ストレスがかからないように工夫したり、考え方を変えられたりすればいい

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双極性障害と診断されて、自分となかよくやっていきたいなぁと思った日

双極性障害と診断されて、自分となかよくやっていきたいなぁと思った日

私は2023年2月22日に双極性障害と診断をされました。そのときの心境にについて書いていこうと思います。

双極性障害とは、気分が上がる躁状態と、気分の落ち込みが続くうつ状態を繰り返す脳の病気です。仕事のストレスがきっかけでうつになりました。次第に職場に行けなくなり、退職することになりました。辞めたものの、お金の不安がどんどん膨らんでいきました。仕事はしていないのに、お金はどんどん減っていく。どう

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躁鬱人とSNSについて

躁鬱人とSNSについて

うつになると、SNS(インスタ)を一切見なくなります。正確に言うと、見ると自分と比較して辛くなるので見れなくなります。誰かの充実している休日の投稿や、誰かの結婚式の投稿。みんなのきらきらした日常や、幸せがずらーっと並んだ投稿は一切受け付けなくなります。ごく普通の投稿だったとしても、気分が落ちているので周りは"きらきらフィルターがかかったように見える"ようになります。また、投稿しようとも思えなくなり

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"死にたい"はそれ以外に言葉が見つからない状態なのかもしれない。『よみぐすり』を読んで

"死にたい"はそれ以外に言葉が見つからない状態なのかもしれない。『よみぐすり』を読んで

私は坂口恭平さんが大好きです。知ったきっかけは、"もしかしたら躁鬱なのかもしれない"と思っていたときに出会った『躁鬱大学』という1冊の本でした。(躁鬱大学についてはまた別に書きたいと思います。) 言葉がのびのびと自由で、読んでいて心地がいいです。すらすらと身体の中に入ってきます。

坂口さんは、自身が双極性障害でありながら、自らの携帯番号を公表し、自殺願望を持つ人の相談にのる「いのっちの電話」とい

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今回のうつについて

今回のうつについて

今回のうつのきっかけは、合わない仕事でのストレスでした。仕事ができない、覚えられない、怒られたくない、行きたくない、朝起きたくない、からはじまり次第に死にたいという気持ちが現れました。これまでに何度も転職を繰り返している為、"もう私を雇ってくれる場所なんてない、死にたいというより"死ぬしか選択肢がない"ように感じていました。

そんな中3ヵ月が経った今は、通院しながら仕事に行くことができるようにな

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