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青春の後ろ姿のその先36 〜昔話と日本人の心〜

 河合隼雄の著書の中でも最もわくわくしながら読んだのがこの本です。元々は単行本で読みました。その後、数十年経って、岩波現代文庫版が出ているのを知って、これも入手しました。
 説話や昔話をユング派の精神分析学的な視点で分析するという、大胆で画期的な論考です。学部生の頃、こういう視点で源氏物語を読めないものかと頑張って論文もどきを書いたこともありましたが、「そういうものではない」と先輩に指導された思い出があります。

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