国籍や国境を越えたその先⑥
前回の「国籍や国境を越えたその先⑤」では初めて訪れた中国の初日に起きたエピソードを書きました。
それは「自分のルーツの大地を踏み、祖国の風を感じて涙した」みたいな感動秘話とは真逆で、初の単身海外渡航だった16歳のボクにとっては非常に恐ろしく、悪い第一印象を抱いた空港での経験でしたが、二日目以降は北京観光で気分一新。写真やテレビでしか見たことがなかった天安門広場、万里の長城、明の十三稜、紫禁城など、中国語で教わった歴史(=知識)が、目の前に広がる感動(=体感・体験)に換わった滞