見出し画像

どこでも住めるとしたら、日本をホームベースに色々な国にちょっとずつ住みたい

去年、一軒家を買った。
正直なところ、つい最近まで持ち家反対派だった。

私が反対していた1番の理由は、1つの場所に縛られることへのなんとなくの抵抗感

でも、賃貸の月額の家賃と、月々の家のローンの支払い金額を改めて計算してみると案外変わらないことが判明し、それなら家を買ったほうが後に残るし良いのかも?と思ったことが最初のキッカケ。

そして、もう一つ閃いたのが、リモートワークができる世の中になった今だからこそ「家を買えば、ホームベースにできるかも」という、ちょっと安易だけど夢のある発想だった。

ホームベースは、野球でバッターが一番最初にいる位置にある目印のことなんだけど、バッターはボールを打ったら、一周してホームベースに戻ってくる。野球では、その一周をして初めて点が入るのよ。
〜あたりまえだったらごめんねの巻〜

旅行では感じ取れない、日常の空気に溶け込みたくて

住環境から少し話題が逸れるけれど、そもそも私は(遅咲きの)海外旅行好き。
海外って超楽しいじゃん!世界一周したいじゃん!と実感した次の瞬間には、日本で立派な新社会人になってしまった。

そんなだから、海外への未練はタラタラ。
新卒早々、「世界一周に行こう!まずはお金を貯めよう!」といって、当時の彼氏(今の夫)と毎月貯金を続けていたこともあった。

でもある日、彼氏の方は全然本気にしていなかったことが発覚。
ちょっと裏切られた気持ちを抱えながら、新卒で入った会社を2年で辞めてカンボジアで一人で屋台経営(という名のデトックス)をしたりもした。

世界一周も魅力的に見えたけれど、ある程度の期間1ヶ所に滞在して入り込むことにも同じくらいの魅力を感じて、屋台のときは2ヶ月間カンボジアに住んだ。

カンボジアの日常にどっぷりと浸かった2ヶ月。
帰国する頃には、カンボジアの人たちのような「おおらか」「マイペース」「なんとかなる」マインドが相当強化され、ずいぶん生きやすくなって帰ってきた。

チキン屋台とかお肉を仕入れてたお姉さんとか。

こんな経験もあって、ある程度の期間で海外滞在することって、「旅行+その国の日常」が伺えて楽しいし、少しずつそこの空気に染まっていく自分も新鮮で良いなあと思っている。

でも。でもね。


どこでも仕事ができるこの時代に、私はホームベースがほしいのです

こんな経験があったからこそ、思うことがある。
それは、いつでも無条件に安心して帰って来られる場所があることって尊いってこと。

もし特定の帰る場所を持たないで転々と移動を続けるとしたら。
その度に、「ここは安全か?」「どこで食料を、日用品を調達しよう?」「誰に話しかけよう?」「wi-fiのあるカフェはどこ?」って考えたり、色んなことに用心したりする必要がある。(最初は特に)

転々と色んな国に行きたい気持ちはありつつ、その生活が続くのは、私にはちょっとしんどいな…ということもわかった。


そしてもう一つ追い風になったのが、リモートワークという働き方。
コロナ前までは出社が当たり前で、リモートなんて限られた業界や職種でしか成立しなかったけれど、今は色んな仕事がリモートでできるようになった。

だからこそ、住み慣れて親しんだ日本に、ホームベースにできる家が1つあれば、安心して世界に飛び立っていけるかも!と閃いた。逆転の発想。

1つの場所に縛られてしまったら、もう世界に飛び立つなんて無理だろうと思い込んでいたけれど、リモートワークの浸透は私の思い込みを180度変えてくれた。

どこでも仕事ができる時代だからこそ、私はホームベースがほしい。


ちょっと安易だけど夢のある、ホームベース計画

とても有難いことに、今の仕事はリモートワークができる。

実際に去年は海外滞在の許可を貰って、2ヶ月間のワーケーションをさせてもらった。

色々あって、またカンボジア(とシンガポール)に行った。

こんな風に、会社員でも世界の色んなところから仕事ができる時代がきている。

安易な理想ではあるけれど、どんな夢だって描くのは自由だ。

だから今日も、私は東京のホームベースから海外に思いを馳せる。

今度はどこに行こうかな、行きたいかな、行けるかな。

本当はメキシコあたりに行きたいのだけれど、-15時間の時差だと日本時間と真逆だからさすがに難しいかな…いや、どうだろう……でも、今年は日本列島周遊ワーケーションも良いかもしれないな‥なんて考える時間も幸せだったりする。

この先、色んなライフイベントもあるだろうし、そんなに思うようにいかないであろうホームベース計画だけれど、今、この瞬間にワクワクしている自分の気持ちを大切にしてあげたいと思う。

#どこでも住めるとしたら 、私は日本をホームベースに色々な国にちょっとずつ住みたい。



いただいたサポートは、執筆時のカフェ代に充てさせていただきます!ありがとうございます☕️