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5月1日 部屋の中のユートピア

写真は自作の落書き。

自室を掃除したら、かなり自室への愛着が高まった。
家族がかなり毎年床という床のワックスがけをするくらいきれい好きで、私も幼い頃から掃除を叩き込まれたが(その反発なのか、片付いていない時は本当に汚い。ただ引越するときに楽なくらい物は少なめなので楽)、今になって感謝してる。
"きれい''の基準について、日々掃除を通して示してくれているおかげで、ずっと"きれい"の質が保たれる。''きれい"だと気分が良いということを教えてくれた。

そんな部屋の中で、どこにも行けない日々だけど、旅行せずとも理想郷(ユートピア)は自分の部屋の中にあるんじゃないか、築くことができるんじゃないかと軽く浮かれる。

"理想郷"は作れる。

そう思うきっかけになった出来事は2点。

一つは本棚を整理していたとき。

文庫本は今まで別の棚にいれていたが、その棚の高さが低いから横に倒して積んでいれていた。

でもふとこの本棚が棚の高さの調節ができることに気づき、文庫本だけを入れられる高さにしてみた。

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(ちょっとぼかしていますが汗、、サイズぴったり!)

するとタイトルが見やすくなり統一感が出たし、縦向きに並べられたことで物理的にも取り出しやすくなった。
本棚は私ではなく家族が選んだものだが、そのチョイスに今更ながら感謝した。
自由に変えられるって、いいなと感じた。
自分の理想を組み立てられる

もう一つは衣装ケースを整頓していたとき。

しばらく使ってなかったお気に入りのスカーフがあることに気付いた。このケースは残念ながら整頓されていなかったので、散らかっていた。
シャツとか靴下とかでおおよその分別はできていたが、重ねてしまったりしていたのでバーゲンの掘り出し物を取る棚のごとく積まれていた。
そのためスカーフもどこにあったかな、と心の中で少し不安に感じていた。奥の方から出てきた。
元々数年前に友達にもらったもので、デザインや水色とピンクの色合いはかなり私の趣味に刺さるものだった。

見つかってよかったな、と安心して整頓した後に、せっかくだからと扉のとってあたりに結んで飾ってみた。
今の季節に合ってて、かわいい。もっと前から飾っておけばよかったなと思うくらい、いつも目に入るのが幸せ。

掃除をするときに、一つ一つのものと向き合うのは時間がかかるけど、その一つ一つを重ねて部屋を飾ってみるのはとても楽しい。
再創造、再発見ができることは自分の部屋の特権だ。

ということで、満足げに部屋を見渡し、その後ヨーロッパ旅行のときに買ったポストカードをぼんやりと眺める。そこに描かれた街(訪れた場所)を見て、楽しかったなと思いを馳せる。

いつでも旅行できる、部屋の中で。



今日は更新が遅れたけど、今月も続けます!
読んでくださりありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。




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