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20210707 通院メモ そういえば以前はお酒の力を借りることもあった

ストレスがたまってきたとき、これまでどんなことでストレスを解消してきたのか。
躁よりの時と、鬱よりの時で行動が違うところが有る。

躁寄りの時は、散財することが多い。
とにかく気になったものは、片っ端から買っていく。
全部読むことが出来ないのに、大量の本を買いあさる。
ほとんど飲まないのに、お酒を買う。
通販で、気になった小物をどんどん買っていく。
大概がカードで買い物をしているので、次の月の請求を見てゾッとすることになる。

鬱よりの時は、ひたすら引きこもる。
ひたすら寝床で寝続ける。
寝ても寝ても眠たい。
起き出してきたら、何か適当に食べる。
炭水化物が多くなる。なかなか満腹感を味わうことがない。

最初に双極性障害であろう状態を発症したとき、自分の様子があまりにも変に感じていた。
仕事が終わって家に帰っても、何だか興奮状態。
まあ、それだけ日中に仕事で興奮することが多々あったのは間違いないが。
そうしたときに、寝付けなくなってしまった。
まだ、その頃はネットもあまりなかったので、本を読んで落ち着けることが多かった。
ただ、そのままだとなかなか眠れないこともあったので、お酒の力を借りることもした。

というのも、身近に居た職場の先輩などと話をしていると、どの人も「お酒を飲む」という答えが多かった。
父も、どちらかというとお酒を飲む人だった。
仕事をし始めの頃にとてもお世話になった先輩は、
「毎晩、角瓶のボトルを半分くらい飲む」と言っていた。
そういえば、父も角瓶をよく飲んでいた。
マネをしてではないけれど、ウイスキーの味が少しわかるようになってきてとてもおいしいと感じる様になっていたので、自分も角瓶を飲むようになった。
とは言っても、父や先輩のようにお酒が強いわけではない。
シングルの水割り1杯で、十分眠くなることが出来る。

しかし、それで全然良くなる感じではなく、今にして思うとものすごく大きな鬱寄りの混合状態に陥ってしまうことになる。
しかし、そのときは医者に助けを求めるのではなく、自分なりに仕事をセーブし(諦めるというほうが正しいかもしれない)、夕方にちょっと運動をし、自宅に帰ってきたら風呂に入り、そして野菜中心の食事を取る。
いつ死んでも良いように、仕事の引き継ぎなどで困らないように仕事を整理すると言うこともした。
いつも職場の机の上が書類の山になっていたが、こんな状態で死んでしまっては迷惑を掛けるだけと思い、どこに何があるのか誰が見てもわかるように整理することを意識した。そのおかげで、机の上は毎日とてもきれいに片付いた状態になった。

と、そんな生活を送っていたら、症状が落ち着いた。
諦めたことで、色々な方に迷惑を掛けるようなことも生じた。
大失敗をして、上司に怒鳴られることも頻発した。
しかし、それでも自分自身の症状は若干マシになった。
そして、転勤ということで職場が変わることになった。
職場がとても遠いところになったことで、より一層生活のリズムを意識するようになった。
そんなことで、症状がきれいに落ち着いた。

こんなことを今のクリニックの初診の時に医師に話をしたら、
「見事に自力で治す方法をとられたんですね。これからはずっとその生活を続けてください。ただし、お酒の力を借りるのは辞めてください。」
と言われた。

自分が不調の時に取れば良い方法を実は自分自身がわかっていた。

仕事が忙しくなったとき、何かを諦める必要があるのかもしれない。
今後、復職したときにはその辺のところをもうちょっと考えて仕事が出来ればと思う。

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