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臨月日記

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出産前の、日記チャレンジ。 当時の日記の最後に今の感想をちょっと付ける形で載せています。 登場人物、というページで家族をご紹介しています(*´-`)
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記事一覧

5月9日

5月9日

夜中に様子を見に来てくれた助産師さんからきいた話。産気づくタイミングってメカニズム解明されてないけど、彼女の経験則だと低気圧の日とか満月の前後が多いらしい。そういえばわたしが入院するきっかけになった夜も満月の次の日、大雨の日だった。...あれ、やっぱりタイミング逃したんじゃない??あれれ??

朝。体調、あまりにも変わらず。ただありのまま臨月。
さすがに家に帰されるかな、帰れるかな、帰りたいな、と

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5月8日

朝、医師の診察で改めて促進剤を使うことを伝えられる。
事細かな説明を口頭でされるのかと思ったら、話はさらっと済んで、書類を読むように言われる。バインダーに挟まれたA4の紙。メリットとリスクが書かれていて、最後に署名欄。
書類を写真に撮ってびぃとさんに送ったら、別で電話が一応あったみたいで、すぐ返事をくれた。代筆で名前を書く。

提出してまもなく陣痛室へ。思い返せばたぶん人生初の点滴。針刺しっぱなし

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5月7日

ゴールデンウィークが終わって、びぃとさんが東京に戻る。帰りがけに、家に忘れてきたスマホの充電器を病院まで届けに来てくれた。面会時間外なのに、せっかく来てくれたんだからと、玄関で会うことを産院が許可してくれて、少し話をした。マスク越しでも対面できること、とてもうれしい。県外にいるびぃとさんは出産に立ち会えない状況だけど、せめて一時帰宅で近くにいるときに産みたかったな。数回のおしるしはあるものの体調の

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5月6日

10時ごろ目を覚ました。痛みで起きたりすることもなくしっかり寝てたみたい。
夜中それなりの痛みだったから少し拍子抜けしつつ、産院に報告の電話をする。わたしが寝てる間に一度着信が残ってて、心配してくださってたことが伝わる。ありがたい。

朝ごはんを食べて、また寝てしまった。
夜中の疲れがとれてないのかな。お昼ごはん食べ損ねた。目を覚ましたらサビとびぃとさんが隣でお昼寝してた。
外はどしゃ降り。雷もた

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5月5日

5月5日

今朝も早起き。びぃとさんが朝ごはんにオムライスをつくってくれた。
美味しいごはんのあと二度寝してる間にサビの散歩とシャワーが終わってて、お昼ごはんはびぃとさんお手製の美味しいパスタを食べた。なんて贅沢なゴールデンウィーク。

サビの生活サイクルが今日は早めに稼動しているようで、お昼寝もいつもより1時間くらい早かった。

寝てくれてる間にこどもの日の写真を撮る。ねぞうアートなんていつぶりだろう。おふ

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5月4日

5月4日

8時台に目を覚ました。え、健康な生活じゃない?どうしたの?これもびぃとさん効果?午前中がたくさん存在する... 。
朝方かな、雨が降ったようで、窓を開けたら涼しい風と雨の匂いが入ってきた。気持ちがいい。

今日は我が家の猫、小野果林6歳の誕生日。生後5ヶ月のときに野良猫だった果林を拉致するように拾ってから、5年以上になる。そんな長い付き合いになるのか。あっという間なんだなぁ。人間でいうと40歳。お

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5月3日

5月3日

もともとこの日記は、文章の練習と単身赴任中のびぃとさんへの報告を兼ねて始めた。んだけど、いざびぃとさんが帰ってきて目の前にいる状況になったら、あっという間に瓦解した。書き上げる前に寝ちゃう。びぃと大敵。

びぃとさんは帰省中、家以外の場所には立ち入らないというルールをつくった。もしコロナ保持者でクラスターになったら困るから。買い出しも頼まない。ちょっとコンビニとかもなし。できる対策はとる。帰ってき

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5月2日

朝、果林が吐く音であわてて目を覚ます、というのを2回やった。夢であってほしかった。猫にはよくあることとはいえ、果林がしんぱいだし早起きしんどい。
変な二度寝、三度寝を繰り返して、ようやくからだを起こしてシャワーをあびた。
朝ごはんを食べて、予約したタクシーに乗り込む。今日は診察の日。

ゴールデンウィークの休診前だから、産院は混んでいた。
駐車場の埋まり方に最初うわっとなって、中に入って人の多さに

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5月1日

5月になった。カレンダーを見れば日付はわかるけど、気持ちはいまひとつついていかない。今週は特に時間が経つのが早く感じた。
曜日感覚はないけど、毎週の生協はたのしみにしてるので、ちゃんと今日も直接受け取った。コロナで注文過多な生協は、欠品や延期も多く、今は頼んだもののどれが届くかわからない。そこが宝くじみたいで、少しはまっている。今週は結構勝ったけど、たのしみにしていた徳用甘夏はこなかった。実は2敗

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4月30日

サビはすっかり忘れていたのか、それともお母さんが用意するのが手間だったのか、朝ごはんがおにぎりになることはなかった。いつも通り、パンを食べたらしい。わたしもだいたい朝はパン。そして薬を飲み忘れる。ついにやっちゃったー。(これは夜気付いたから手遅れだった。)

おにぎりは、お昼ごはんに出てきた。お母さんによる不意討ちのリクエスト回収。まんまとテンションがあがる。
おにぎりのピクニック感が好き。冷静に

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4月29日

激しい胎動を前に下腹の皮がもたない。下腹というか、地球で例えるなら南半球。これ以上は伸びないよ。寝返りをうってなんとなく痛みを逃がす。
わたしの場合、これのせいか重力のせいか、下から肉割れができる。
サビの妊娠のときは、妊娠線ができるのを危惧したびぃとさんが甲斐甲斐しく毎日クリームを塗ってくれて、出産まで変化なかった。でも産後、お腹が戻っていくときに少し肉割れができていることに気付いた。あれだけび

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4月28日

朝起きたとき、お腹の存在を一瞬忘れた状態から目を覚ます。それに謎の罪悪感を覚えることがある。罪悪感ていうより、妊婦としての記憶の一時的な断絶と、睡眠時の無意識な精神解放による不安と言ってもいいかも。(急に固い表現)
①お腹意識してない重くない楽→②え、からだ大丈夫よね?まだ妊婦だったはず→③お、おるやん良かった心臓に悪いわすいません、みたいな瞬間的な情緒不安を毎回起きたときにやってる。深く眠れたあ

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4月27日

9:30ごろ目が覚めた。お母さんは既に起きてて、出かける準備を着々と進めていた。わたしのおつかいで出てくれる。
徒歩だとちょっと面倒な距離なんだけど、母はバスで出かけていった。バスって、わたしは酔うから選択肢にすらいれてなくて、「バス通ってないの?」のひと言にはかなりの衝撃を受けた。その手があったか。そらあるわな。
本数めちゃ少ないけど、バス停も近所だし、5分ちょいで着く。えーーーめっちゃ盲点だわ

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4月26日

朝イチでベビーベッドが届いた。といっても10時ごろだったと思う。
びぃとさんにビデオ通話をかけて、繋げたまま段ボールを開封する。ものすごく簡単な組み立て方法と、少し文法のおかしな日本語の説明書。理想的な色味とサイズのベビーベッドだった。強度も、値段相応といったところ。心配だったところは杞憂に終わった。
今の暮らしのスタイルというか、物理的なスペースとかを踏まえて、最善の選択になったように思う。賭け

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