そりと

ここではおもに、家族の話を。

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ここではおもに、家族の話を。

マガジン

  • しばもと家の歳時記

    しばもと家の季節のイベントの記録。

  • 臨月日記

    出産前の、日記チャレンジ。 当時の日記の最後に今の感想をちょっと付ける形で載せています。 登場人物、というページで家族をご紹介しています(*´-`)

最近の記事

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登場人物

どプライベートな日記を公開するにあたり、しばもと家の面々をご紹介いたします。 ◆サリィ 日記をかいているわたし。4月から産休入りするにあたり離れて住む夫に報告がてら日記を書くことに。記憶がすぐなくなるためスマホにメモをとる、スマホ依存症。 好きなものはチョコレートとプレゼントを選ぶことと漫画。嫌いなものは使ったものが違う場所に片付けられること。 ほんとはいつでも金髪でいたい。関西に住んだことないけど、日常生活ではツッコミにまわることが多い。 ◆びぃとさん 夫。産休に入

    • 【七夕】省スペース七夕かざりの作り方

      子どものころ、家の裏の貯水池に垣根をこえて忍び込んで、笹をとって七夕かざりにした。 葉の裏に虫の卵がついてないかちゃんと確認して、なるべく根元の方から切る。上手くやらないと葉でささやかに指が切れる。 それなりのボリュームをわっさわっさと持ち帰って、折り紙と“こより”付きの短冊で飾り付けた。 あの頃は七夕に真剣だった。 大人になった今、また笹を取りに行くにはちょっと腰が重いけど、代わりに自分で作れるようになった。サビちゃんにはこっちで付き合ってもらうことにした。このとき2歳6

      • 【節分】ちぎり絵お面の作り方

        関西出身なわけでもないのに、いまやすっかり恵方巻を食べるのが節分のたのしみになっている。すきあらばお寿司を食べたい人生。 学生のころは何かしら理由をつけて友だちと家で飲み食いしていたので、節分は手巻き寿司宴会をやって、わざわざ調べた南南東とか西南西とかを向いて揃って黙って食べたりした。 (向く方角の先にパソコンでお笑いの動画を流して、沈黙がルールの恵方巻をわざわざ我慢大会にしたり、今思えばすこぶる平和だった。たしか流した動画はあたりまえ体操。まじ平和。) そういうわいわい

        • 【父の日】子どももできるパッケージデコレーション

          家族を増やそうとびぃとさんと決めて、サビちゃんを授かるまで少し時間がかかった。一度、超初期流産を経験したからだ。ちゃんと調べてみたら、どうやら化学流産というらしい。 からだの調子がもどって再チャレンジして、無事に妊娠ができてからも、流産は特別なことじゃなくいつ起こるかわからないという認識でいたので、まわりにもあまり言いたくなかった。 その後も何事もなく、順調に大きくなって、立派にサビちゃんが生まれてくるまで、びぃとさんはいつもわたしの隣にいた。 そしてびぃとさんは、妊娠出産と

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        登場人物

        マガジン

        • しばもと家の歳時記
          6本
        • 臨月日記
          28本

        記事

          【クリスマス】薄型ツリーの作り方

          もみの木の大きなクリスマスツリーに憧れがある。 でもきっと、我が家とは相性がわるい。 猫の果林に引き回される姿が容易に想像できる。 そもそも充分なスペースがない。ツリーの足下でプレゼントと並んで眠ることになる。 少しでも邪魔だと思いたくないから、実現を先延ばしにして憧れのままとっておく。 代わりに、サビちゃん(このとき1歳11ヶ月)と薄っぺらいツリーを作ることにした。 材料は ・マスキングテープ ・画用紙と折り紙 ・ツリーをつくる場所 ・飾りつけのシール(なくてもOK)

          【クリスマス】薄型ツリーの作り方

          【こどもの日・端午の節句】小さな鯉のぼりとオリジナルかぶと

          我が家は、わたしの仕事の都合で場所を転々としている。いわゆる転勤族だ。意図しない土地に住めることに興味があって就職をしたものの、人数とスペースに相反するものすごい量の荷物と、子どもらと猫を抱えてのお引っ越しは、なかなかにしんどい。毎回業者のひとが、見積もりのときに苦笑いしながら大量の段ボールを用意してくれる。 わたしが子どものころ、祖父母の家で毎年鯉のぼりをあげてもらっていた。ベランダに、オーソドックスな黒青赤の鯉の家族。そして床の間に、弟へ贈られた兜が飾られていた。鈍く光

          【こどもの日・端午の節句】小さな鯉のぼりとオリジナルかぶと

          【敬老の日】ちぎり絵の作り方

          子どもたちが生まれてから、母は祖母になった。 一人の人に新しい役割というか、タグが増えたような。当たり前っちゃ当たり前だけど、新しい肩書きとか、そのひとの側面が増える瞬間って、あんまり立ちあうことがないからおもしろい。 まだまだ現役とばりばり動くひとに、わざわざ敬老と、おばあちゃんの立場を叩きつけるのは気がひけなくもないけど、子どもたちにとってはまぎれもなくおばあちゃん。せっかくだから、子どもたちの成長の経過報告の日にしたかった。 このとき、サビちゃんが1歳8ヶ月。 そろそ

          【敬老の日】ちぎり絵の作り方

          5月9日

          夜中に様子を見に来てくれた助産師さんからきいた話。産気づくタイミングってメカニズム解明されてないけど、彼女の経験則だと低気圧の日とか満月の前後が多いらしい。そういえばわたしが入院するきっかけになった夜も満月の次の日、大雨の日だった。...あれ、やっぱりタイミング逃したんじゃない??あれれ?? 朝。体調、あまりにも変わらず。ただありのまま臨月。 さすがに家に帰されるかな、帰れるかな、帰りたいな、と思いつつ診察を受ける。そうは言っても子宮口半分開いてる現状は変わらないため、本日

          5月8日

          朝、医師の診察で改めて促進剤を使うことを伝えられる。 事細かな説明を口頭でされるのかと思ったら、話はさらっと済んで、書類を読むように言われる。バインダーに挟まれたA4の紙。メリットとリスクが書かれていて、最後に署名欄。 書類を写真に撮ってびぃとさんに送ったら、別で電話が一応あったみたいで、すぐ返事をくれた。代筆で名前を書く。 提出してまもなく陣痛室へ。思い返せばたぶん人生初の点滴。針刺しっぱなしってどうなのとビビりつつ、大人しくがんばる。水滴が落ち始める。 ここまでするなら

          5月7日

          ゴールデンウィークが終わって、びぃとさんが東京に戻る。帰りがけに、家に忘れてきたスマホの充電器を病院まで届けに来てくれた。面会時間外なのに、せっかく来てくれたんだからと、玄関で会うことを産院が許可してくれて、少し話をした。マスク越しでも対面できること、とてもうれしい。県外にいるびぃとさんは出産に立ち会えない状況だけど、せめて一時帰宅で近くにいるときに産みたかったな。数回のおしるしはあるものの体調の大きな変化はなし。一度陣痛室に移動したけど、結局夕方部屋に戻った。 からだの感

          5月6日

          10時ごろ目を覚ました。痛みで起きたりすることもなくしっかり寝てたみたい。 夜中それなりの痛みだったから少し拍子抜けしつつ、産院に報告の電話をする。わたしが寝てる間に一度着信が残ってて、心配してくださってたことが伝わる。ありがたい。 朝ごはんを食べて、また寝てしまった。 夜中の疲れがとれてないのかな。お昼ごはん食べ損ねた。目を覚ましたらサビとびぃとさんが隣でお昼寝してた。 外はどしゃ降り。雷もたくさん。天気予報じゃこんなこと言ってなかったけどな。窓の外が光ってる。 体調に

          みぃばあちゃんの遺影

          9月10日は、みぃばあちゃんの命日。 ある年の夏に100歳の誕生日を迎えたあと、眠るように息を引き取った。もう何年も前の話だ。 みぃばあちゃんはわたしの母の母。 わたしが幼稚園に入る少し前から大学入学のために実家を出るまで、15年くらい同じ家に暮らした。 大正生まれ、大人数の兄弟の長女、そして敬虔なクリスチャン。わたしの中のみぃばあちゃんは、くそまじめ。わりといつも真顔で、なんかやたら凛々しい。ロッテンマイヤーさんみたいな表情だった。 いや、笑わないわけじゃないんだけど、

          みぃばあちゃんの遺影

          5月5日

          今朝も早起き。びぃとさんが朝ごはんにオムライスをつくってくれた。 美味しいごはんのあと二度寝してる間にサビの散歩とシャワーが終わってて、お昼ごはんはびぃとさんお手製の美味しいパスタを食べた。なんて贅沢なゴールデンウィーク。 サビの生活サイクルが今日は早めに稼動しているようで、お昼寝もいつもより1時間くらい早かった。 寝てくれてる間にこどもの日の写真を撮る。ねぞうアートなんていつぶりだろう。おふとんの上でサビを少し転がして真ん中に移動させる。転がしてみても仰向けにはならなか

          5月4日

          8時台に目を覚ました。え、健康な生活じゃない?どうしたの?これもびぃとさん効果?午前中がたくさん存在する... 。 朝方かな、雨が降ったようで、窓を開けたら涼しい風と雨の匂いが入ってきた。気持ちがいい。 今日は我が家の猫、小野果林6歳の誕生日。生後5ヶ月のときに野良猫だった果林を拉致するように拾ってから、5年以上になる。そんな長い付き合いになるのか。あっという間なんだなぁ。人間でいうと40歳。おとなじゃん。顔つきもなんとなく変わるわけだ。性格は変わらないけれど。 今年はプ

          5月3日

          もともとこの日記は、文章の練習と単身赴任中のびぃとさんへの報告を兼ねて始めた。んだけど、いざびぃとさんが帰ってきて目の前にいる状況になったら、あっという間に瓦解した。書き上げる前に寝ちゃう。びぃと大敵。 びぃとさんは帰省中、家以外の場所には立ち入らないというルールをつくった。もしコロナ保持者でクラスターになったら困るから。買い出しも頼まない。ちょっとコンビニとかもなし。できる対策はとる。帰ってきてるのにキスもしてないけど、目の前でサビと遊んでくれるのがとてもたのしい。リスク

          5月2日

          朝、果林が吐く音であわてて目を覚ます、というのを2回やった。夢であってほしかった。猫にはよくあることとはいえ、果林がしんぱいだし早起きしんどい。 変な二度寝、三度寝を繰り返して、ようやくからだを起こしてシャワーをあびた。 朝ごはんを食べて、予約したタクシーに乗り込む。今日は診察の日。 ゴールデンウィークの休診前だから、産院は混んでいた。 駐車場の埋まり方に最初うわっとなって、中に入って人の多さにうわっとなって、時間もっと後ろにずらせば良かったと後悔した。これは結構待つな。