【こどもの日・端午の節句】小さな鯉のぼりとオリジナルかぶと
我が家は、わたしの仕事の都合で場所を転々としている。いわゆる転勤族だ。意図しない土地に住めることに興味があって就職をしたものの、人数とスペースに相反するものすごい量の荷物と、子どもらと猫を抱えてのお引っ越しは、なかなかにしんどい。毎回業者のひとが、見積もりのときに苦笑いしながら大量の段ボールを用意してくれる。
わたしが子どものころ、祖父母の家で毎年鯉のぼりをあげてもらっていた。ベランダに、オーソドックスな黒青赤の鯉の家族。そして床の間に、弟へ贈られた兜が飾られていた。鈍く光る、かっちょいい兜。もちろん出す時期は違うけど、わたしへ贈られた雛人形もあった。
ありがたくも立派なそれらは、飾れるだけのスペースがいる。
自分に子どもが生まれて、伝統的な飾りと、それを大事にしてくれていた祖父母の思い出を反芻する。
反芻、して、家のスペースがないことに圧倒的に自覚をする。
うん、あれはうちではできない。
あと、お家のインテリアと合わない。
(そんな洒落た家なわけでもない。)
そこで、兜と鯉のぼりは手作りすることにした。
最初は写真を撮って、その場でたのしめるものという意図で、びぃとさんにリクエストした。
そしたら布のしっかりしたのが出来上がった。おぉ、すごい。これは使えるぞ。
サビちゃんの最初の節句は4ヶ月のとき。
そこから毎年、同じかぶとと鯉のぼりで成長と変化をたのしんでいる。
1歳4ヶ月。
立てるようになったので、背景が足されている。
映画のチラシとか、カタログとか、カラフルなページを切り取っただけのシルエットの魚たち。簡単だけど、とても涼しげで良い。これもびぃとさんのアイディア。
ビニールのカーテンに貼ったら、泳いでいるみたいになった。
2才4ヶ月。
次男リィちゃんの出産間際だったこともあり、シンプルに。最初の節句と同じ寝ている写真でも、もう全くの別物だね。大きくなってる。
ここに、来年はリィちゃんが加わる。
かぶとを増やすかな。どんな写真にしようかな。
同じを続けるのも、なかなかおもしろくておすすめです。
投げ銭うれしいです。 子どもたちとたのしいことをするか、お寿司をたべます。