5月8日


朝、医師の診察で改めて促進剤を使うことを伝えられる。
事細かな説明を口頭でされるのかと思ったら、話はさらっと済んで、書類を読むように言われる。バインダーに挟まれたA4の紙。メリットとリスクが書かれていて、最後に署名欄。
書類を写真に撮ってびぃとさんに送ったら、別で電話が一応あったみたいで、すぐ返事をくれた。代筆で名前を書く。

提出してまもなく陣痛室へ。思い返せばたぶん人生初の点滴。針刺しっぱなしってどうなのとビビりつつ、大人しくがんばる。水滴が落ち始める。
ここまでするなら早く会いたい、会えるかもって期待はある。でもそれ以上に、陣痛が薬の効果が“あらわれたら“始まるっていう、ずっと心の準備しとかなきゃいけない状況がストレス。痛いのこわい。サビを産んだときの痛みは覚えてないけど、絶望するほど痛かった記憶だけある。そのときがまたくると思うと、こわくてしょうがない。

痛いような痛くないような状態で、食欲は消え、お昼はまともに入らない。そのくせおやつはちゃんと食べた。こんなときでも甘味は美味い。途中で意識を失い昼寝もした。やがて点滴が空になり、陣痛には至らなかった。

「部屋に戻りましょう」と助産師さん。
まさか、薬を使っても産まれないとは思ってなかった。いや、もちろんその可能性はあったんだけど。生まれそう生まれそうと言いつつ、時間がずるずる過ぎる。
気晴らしにテレビをつけっぱなしにして、また気持ちふりだしにもどる。
お母さんが送ってくれる今日のサビちゃんの写真いい顔してる。早く会いたい。

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↓みっちぃが当時送ってくれていた写真の一部。

画像1

自分でお風呂上がりの髪を乾かすサビちゃん。留守番中、彼は彼なりに、本当にがんばっていたようです。お利口さんだな。

お兄ちゃんにしてしまっている瞬間があることが心苦しくもありますが、素直な成長には感心します。ありがたいです。

投げ銭うれしいです。 子どもたちとたのしいことをするか、お寿司をたべます。