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【映画】ELI イーライ【ホラー】

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【ざっくり】
施設に運び込まれた少年の話

【3行で】
めちゃくちゃアレルギー体質で外出たら肌が終わる
治療のために施設へ運ばれる
あれこの施設やばくない?
って感じの映画

【言うてみるなら】
子供の頃って病院や歯医者って嫌やったなあって感情を思い出した。
歯医者は音で色んな想像してまうから間接的に痛みがある気もするけど、
病院はなんというか、得体の知れなさを感じるというか笑顔の先生ですらちょっと怖いなあってイメージがあった。
薄暗い待合室に設置された、いつから置いてるかわからん読むこともできん雑誌見ながらソワソワしてた気持ちを思い起こす映画。

病院って「良く無いところを治す為に行く場所」ってイメージが身についてる人も多いと思う。
かく言う僕もそうやし。
ほんでこれを言い換えると「そこにいる自分はどこか良く無いんだ」って捉えることもできれば、「良く無い自分はみんな(正常)とは違うんか」っていうみんなと違う自分へ特別感を覚える反面で、寄り添えない孤独さみたいものを感じるような場所って言う印象がある。
やからこういった映画内で感じる、子どもの少し不遜な態度はみんなと違ってしまった自分を世界に認めて欲しくて取ってるようにも考えれるような気もする。
子どもがって言うよりも大人も似たようなもんやからぶっちゃけ一概にはなんともやけど、少なくとも長く生きてる分比較する対象も多い、言語化するための表現技法も多いはずやから、幼少の頃に抱えた表現できないほどの違和感で泣き出すほどじゃないと思う。(逆に大人でそれは色々と心配なる。)
子どもの頃に感じた言語化できない重苦しい圧迫感を思い出せる映画な気はするかなあ。

ただ、ぶっちゃけ驚きを感じたいのであれば、ちょっと物足りなさを感じるかもしれんですな。

【どんな話なん】
外出時、急に目眩がして肌がただれる症状にあう。
それ以降無菌室で過ごすけど、中々治療できる先生が見つからない。しかしそんな時にパパンが治療できそうな施設を発見。
パパンママンと一緒に行くけど、「あれ、この施設なんか変じゃね??」
「ってか、なんでみんな急によそよそしいのよ!!」

って感じの流れで施設や家族の秘密について徐々に触れていくんやけども、
上記通りめちゃくちゃ「ぐろ!」とか「やば!」みたいな演出はないと思った。

後シンプルにオチで「はえ?!」ってなる可能性がある。
察しが良い人は伏線探しでもしたらいいと思う。
それはそれである意味楽しめると思うから。

【誰と見るん】
特に気まずいシーンとかなく、ティーン向けのホラーな感じ。
90分でサクッと見れるけど、あんまりワーキャー要素はないから洗濯物畳みながらダラっと見るくらいが丁度いいかもやなあ。

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