カッコつけるから伝わらない
京大卒元メガバンカーの総一郎です。
先日リョウコさんと通話する中で、
「カッコイイ表現をしようとすると伝わりにくくなることが有りますよね」という話になった。
こういうことは誰にでも良く有る。
誰にでも伝わるような文章や発言をするにはどうしたら良いか?
という話を今日はしたい。
この「カッコつけない」という考え方は、外国語を話す時においても大事だ。
僕はこのプライドを捨てて英語の勉強をしたからこそ東大にこそ不合格だったものの、京大には合格できたと思っている。
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▼カッコつけるから伝わらない
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日本人特有なのか、結構文章や会話の中でカッコつけたがる人は多いと思う。
僕もそういう節が有る。
たとえば、この↑「そういう節が有る」なんて表現は、ちょっとカッコつけている。
日本に来てしばらく経つ、ある程度日本語が堪能な外国人でも分からないだろう。
こういう表現は、「面白い」し「趣が有る」が、伝わりやすいか?というと必ずしもそうではない。
ビジネスシーンで
「エビデンス出せば納得するでしょう」
「アズイズでいきましょう」
「イシューは何なの?」
「先方はアグリーなの?」
なんて横文字を使うと仕事できる風だが、慣れていない人からすると逆に分かりづらいし、ウザく聞こえるのも同じだ。
カッコイイのは、「ありふれた表現」じゃないからカッコイイのであって、
「ありふれた表現」でないということは、少し難易度が高く、正しく理解できる人は当然減る。
伝わりやすさをどの程度犠牲にし、どの程度「ありふれていない表現」を盛り込むか?
どの「ありふれていない表現」を選ぶか?
それこそがその人の個性であり、アート(芸術)の領域なのだが、誰に伝えたいか?によってそのさじ加減をしなければならない。
○○について良く知っている
○○について詳しい
○○について造詣が深い
○○について彼は生き字引だ
のように、同じようなことを言っていても、下に行くに従ってアート(芸術)的な要素は強まるが、伝わりにくさも同時に強まる。
このあたりにその人のセンスや個性が出る。
英語圏の小学生レベルの語彙で日常生活をする分には困らないということを聞いたことが有るだろう。
これはこのアートの部分をゴッソリ犠牲にすれば、ということだ。
「この認識であってますか?」みたいなことを発言したいとき、
あるいはテストで英訳を求められたとき、
「認識 = recognition」という英単語を必死で想い出そうとするかもしれないが、そんな必要は無い。
カッコつけなくて良い。
逆に「recognition」なんて英単語を使った方がより不自然だ。
「この認識であってますか?」なんて日本語ですら小学生レベルを超えている。
まずは、「こういうふうに考えているんですけど、それで正しいですか?」のように日本語を易しい表現に変えてから英語に訳してあげればよい。
I think ~~. Am I right?
で問題ない。
「加湿器が壊れた」なんて言いたいときも、「加湿器 = a humidifier」なんて知らなければ知らないで良い。
#humidifierって言うんですね加湿器って
The machine which makes the atmosphere in a room moist was broken.
(部屋の空気を湿らせる機械が壊れた)
で充分だ。
たしかに、易しい表現を使えば使うほど幼稚に聞こえる。
この人、日本語下手なのかな?とか、英語下手なのかな?とか、語彙力低いのかな?とか、思われるかもしれない。
だからさじ加減は重要だが、いくら幼稚に思われようが、伝わらないよりはマシというシーンが有る。
そういう時は要らぬプライドを捨て、馬鹿を演じて、易しい表現を使った方が良い。
カッコつけるあまり横文字を使いすぎて伝わりにくくなっているビジネスマンは逆にカッコ悪いし、センスが無いと言って良い。
どちらを優先すべきか?
間違えないようにしたいところだ。
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