【随筆】嘘をつくかもしれません
可能性という言葉はあっても不可能性という言葉はない。もしかしたらあるのかもしれないが、一般的には使わない。というのも不可能性とは可能性と同じだからだ。
コインの裏と表、ルーレットの黒と赤、勝ちと負け、2つに1つの概念には表現も1つで足りてしまう。
明日の降水確率は20%です。というのは、非降水確率が80%ということである。
確率というのは基本的にこれまでのデータから算出されるものであり、それは未来を予測するために使われる。確率とは予測であって予言ではない。従って降水確率が1