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10/20開催レポート「新しい社会貢献をやってみた~プロボノ~」

「せんだい・みやぎソーシャルハブ」10月の情報交換会を行いました。今回は9月の中間報告会「社会貢献の新しい関わり方会議」で発表団体が提示したネクストアクションに参加した人、新しい社会貢献の関わり方をしている人にお二人からお話をお伺いしました。

ONE TOHOKU HUBの「Sendai Shovel」に参加

ONE TOHOKU HUBは、「東北でもっと楽しく暮らす・働くことができる」をビジョンに掲げて活動する在仙若手社会人・学生コミュニティ。
交流の場づくりや自己スキルアップの場づくり、組織を活性化させる場づくり、仙台・東北を活性化させる場づくりを目的としたイベントなどを通じて仲間づくりから、集まった仲間とわくわくすること、おもしろいことをしたい若者たちが社会貢献に発展するよう活動を後押ししています。

9月23日~10月10日、青葉通仙台駅前エリアの車道や歩道でイベントを開催するなどの社会実験が実施されていました。

ONE TOHOKU HUBは「Sendai Shovel しゃべって、すくって、掘り起こす」として、10日間さまざまな方たちを掛け合せて自由にしゃべる場をつくっていました。その中の「社会人×学生」の場に参加をしたシャレット・デポの高橋さんから、どのようなきっかけで参加したのか、参加してみてどうだっか、などお話をお伺いしました。

参加したきっかけはサポセンの太田さんに誘われて。また、もともとまちづくりに関心があったため、twitterなどで情報を知っていた。他の参加者もどこで情報を知ったかは皆違った。たまたま道を通りかかってイベントを知って参加する人がいたのがおもしろいと思った。

当日は、数人のグループごとに、就活の悩みを相談する学生や、将来起業したいという想いを語る高校生がいたり、話す内容もさまざま。みんな共通して「コロナ禍で集まる場所がない。集まる場所を求めている中で今回のイベントを知って参加した」と言っていた。その場でFacebookを交換したり、次のONE TOHOKU芋煮会で再会しようと話をしている。

「ONE TOHOKU芋煮会」
●日程:10月29日(土)12時〜16時(雨天決行予定)※入退場自由
●場所:青葉の風テラス(地下鉄東西線国際センター駅2F)
●参加費:
社会人:2500円(BBQ・芋煮代、飲み物代込み)
学生: 1000円(BBQ・芋煮代、飲み物代込み)
※事前申し込み制、人数を絞って先着50人での開催となります。
https://www.facebook.com/ONE.TOHOKU2019

ソーシャルハブのラボ活動に参加

今年度せんだい・みやぎソーシャルハブの情報交換会では住まいの支援をテーマに現状や課題についての情報交換を実施し、さらに課題解決のための少人数の話し合いの場を重ねてきました。その少人数の話し合いの場をソーシャルハブではラボと呼んでいます。

今年は居住支援をテーマにしたラボ活動を行っており、住まいの支援に関わる団体や関心のある人が集まって、課題をどうすれば解決できるか、知恵を出したり意見交換を行なったりしています。
参加者の一人に、多賀城市保健福祉部社会福祉課の柴田さんがいらっしゃいます。柴田さんは生活保護や生活困窮者自立支援など、経済的に困窮している方々、社会的に孤立している方々と共に生きていく社会づくりをメインに担当していらっしゃいます。

柴田さんにラボに参加したきっかけや感想、またプロボノが普及するアイデアなどお話いただきました。

ソーシャルハブの情報交換会に、自分自身の情報収集と担当業務の促進のために同じような方向性の団体とご縁があったほうがいいと思って参加している。ラボ活動への参加は、その情報交換会の延長で、社会貢献だと思ったことはなかった。

住まいの課題意識として、刑務所から出てきた人、DVから逃げてきた人の相談を受けるときに、ただ住まいを用意するのではなく、孤立状態を解消できないといけないと感じていた。シェルターを運営している団体はその先のことをどう考えて、どう行動しているのか知りたいと思って住まいのラボに参加している。自分も聞かれても分からないことがあるため、調べることで自分自身のスキルアップにも繋がっている。

生活保護制度、生活困窮者自立支援制度はまだまだ世の中にちゃんと伝わっていない実感がある。生活保護を受給している人は人口の1.6%、100人に1人や2人、知らない人が多いのは当然。生活保護を受給している人のイメージもマスコミの報道などにより間違った情報、イメージが伝わっていることもある。困窮支援に関わっている人たちと協力して、もっと周知・啓発に力を入れていかなければと思った。

自分たちのスキルアップなどのために、ビジネススクール、資格取得講座、セミナーに通う人がいる。プロボノとしてNPOや市民活動、小さな会社のデザインや会計、計画づくりなどに関わることは、ビジネススクールや資格取得講座では経験できない、実践によるスキルアップに繋がるのではないか。社会人のスキルアップの選択肢として、実践できるプロボノがあると、プロボノに参加する人が増えるのではないかと思う。

ONE TOHOKU HUBのSendai Shovelに参加した高橋さんのように、自分が楽しむ、わくわくするイベントに参加することで新しい仲間との繋がりができて、そこから社会貢献に繋がる活動を始めるきっかけとなることもあるかもしれません。
また、ソーシャルハブのラボ活動への参加はプロボノや社会貢献だと思っていなかったと話す柴田さんのように、自分自身の業務の情報収集や関心など、業務との関係性があると関わりやすい社会人も多いのではないでしょうか。


次回の情報交換会はこちらです。次回はテーマを設けずに参加者のみなさんと情報交換する場とします。みなさまのご参加お待ちしております!

ソーシャルハブ11月情報交換会
日 時:2022年11月17日(木)19時~20時15分
場 所:仙台市市民活動サポートセンター6階セミナールーム
(仙台市青葉区一番町4丁目1-3)オンライン(Zoom)
参加費:無料
対 象:興味のある方どなたでも参加できます。
みなさん意見交換に参加いただきます。
主 催:仙台市市民活動サポートセンター
共 催:せんだい・みやぎソーシャルハブ
申 込:申込フォームからお申込みください 

本事業は日本財団の助成を受けて実施しています。


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