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7/21開催レポート:みんなで課題を解決する仕組み!オープンイノベーション

これまで2回の情報交換会で「住まいの支援」をテーマに取り上げてきました。
今回はいったんまとめとして、課題の整理と対策のアイデア出しをしました。


課題を可視化する

「課題一覧表」はいままでヒアリングから聞き取ってきた課題にしぼって書き出しました。
ご協力いただいたNPOや企業の皆さん、あらためてありがとうございます。

住まいの支援-課題一覧表

まずは大まかに、支援する側が抱えるもの、相談する側が抱えるもの、その他の課題の3つに分類しました。さらにそれぞれを簡単に細分化して、どこで何が問題なのかを絞り込みます。

私たちができることのアイデア出し

次はディスカッションです。当日の参加者の立場はそれぞれ、仕事も違えば「住まいの支援」に関して持っている知識も異なります。九州からオンラインでつないでくれた方もいました。

そんな中で出てきたアイデアは他地域の居住支援NPOの先駆事例、他セクターの住宅活用方法、公的制度の情報、そして社会問題となっている空き家の活用検討など。

レジデンスラボでさらに深堀り!

今後はアイデアをもとにして対策をさらに深堀りします。
小さくともアクションまで進めることを目標に、情報交換会とは別に「レジデンスラボ」を進めていきます。

ソーシャルラボのイメージ図

ところで「レジデンスラボ」とか「オープンイノベーション」とか、いったい何をするのか?平たく言えば、課題を解決するために周りの手を借りることがオープンイノベーションでしょうか。

少し長めに引用します。

1980年代、90年代における、企業や大学内で自前のリソースでイノベーションを起こすプロセスを「クローズドイノベーション」と位置づけました。クローズドイノベーションは90年代に急速に衰退していきますが、チェスブロウ氏はその対比語として、「オープンイノベーション」という概念を提唱します。
チェスブロウ氏の定義を簡潔に説明すると、「競争に勝てるレベル」と「自社のレベル」のギャップを埋めるために自社以外の技術を活用して目的を達成することをオープンイノベーションとしています。

TOMORUBA「オープンイノベーションの変遷を紐解く」より

これは本来NPOが得意としていることです。NPOは限られたリソースを最大限活用してきたし、結果として周囲からたくさんのサポートを受けてきました。
また、ノウハウを独占して受益者を囲い込むなんてことはせず、べストプラクティスはオープンにしてプレイヤーを増やし、サービスが行き届くことを目指します。

そんな土壌を持つNPOとまた違った分野の皆さんでどこまでアイデアを深められるか。これから始まるオープンイノベーションこと「レジデンスラボ」。

次の報告をお楽しみに!

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次回の情報交換会のご案内です。ご参加お待ちしています!

◯せんだい・みやぎソーシャルハブ 8月情報交換会
日時:2022年8月18日(木)19:00〜20:15
場所:仙台市市民活動サポートセンター 6Fセミナーホール
  (〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-1-3)
参加方法:(1)会場参加【定員MAX20名】
     (2)オンライン参加:Zoom
参加費:無料
※参加希望は申込フォームにご記入ください。

・会場参加は定員になり次第締め切りさせていただきます。ご了承ください。
・オンライン参加の方には申込後にZoom情報をメールでお知らせします。
・宗教や政党またはそれに類似した団体等への勧誘、商品の販売、ネットワークビジネスの勧誘等は禁止です。もしも、そのような行為を見かけた方は、スタッフまでお知らせください。

主催:せんだい・みやぎソーシャルハブ(https://note.com/socialhub
共催:仙台市市民活動サポートセンター(https://sapo-sen.jp
問い合せ先:せんだい・みやぎソーシャルハブ事務局(tatara@minmin.org)
仙台市市民活動サポートセンター(022−212−3010 担当:太田・鈴木美紀)

本事業は日本財団の助成金を受けて実施されています


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