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転売されて喜ぶアート文化をアジアで作ろう

NFTマーケットプレイスAdam byGMOで、カンボジア・ラオスのアーティストの作品を販売し始めて二週間。

Hea Cheavさん、Jessy AnのNFTアートが12枚も購入された!!
Heaさんの作品が飛ぶように売れている。
今週もHeaさんの新作10作品追加された。
Heaさんの作品はめちゃくちゃ多筆で、現在75作品が準備されている。
順次、公開予定だ。

そして、Jessy Anの作品が2次販売されている。
つまりJessy Anの作品を購入者が、再販してくれているのだ。

もし作品の転売が成立した際には、20%の還元金が戻ってくる。
NFTアートの可能性は、このロイヤリティを設定できるところだ。

この還元金で、活動を持続させることができるアジアのアーティストを増やしていきたい考えている。

それが、TriARTsの目標だ。

「せっかく買ってもらったのに、もう転売しちゃうの??」

通常、日本のアーティストは作品を転売されることを嫌う。

実物のあるアートだと転売された時の利益が、元のアーティストに還元されることがないので仕方がないことだろう。

そして、自分が精魂込めて作った作品が、投機目的となりたらい回しされてしまうのを嫌がる、心情的な面も大きい。

以前、Clubhouse(クラブハウス)でアーティスト村上隆さんと話したことがある。

Clubhouse(クラブハウス)とは、招待制の音声配信ソーシャルメディア。ちょうど1年ほど前に、著名人と気軽に会話することができると爆発的に流行っていた。

私は、著名人・村上隆さんに手をあげて質問させてもらった。
「アーティストにとって、作品の『転売』はどう思うのか?」

ちょっとムッとした感じが伝わる。(音声だけだけど)

村上隆さんは、注目されだした若き日のことのことを話してくれた。

作品が注目され始めると、自分の作品が転売され始める。

まるで金融商品のように

それが悔しかったようだ。

そこから、村上隆さんはアーティストとして『転売されない作品』『転売したくならない作品』を作ることを心がけて製作してきたと、教えてくれた。

ただ、村上隆さんは現代アートを作っている。
実物のあるアート作品だ。

転売する際には、梱包も必要ならば、郵送費も掛かる。
その際に、破損の可能性もあるのだ。

デジタルで実物のないNFTアートとは違う。

我々ソーシャルコンパスは、2020年からカンボジア、タイ、スリランカなどでWhiteCanvasというアートコンペディションを運営している。

簡単な話、絵画のコンペディションだ。

しかし、これは「アート × ブロックチェーン」を実現させるIOTタグStartbahnサートを添付して、実物作品でもNFT化して還元金を発生させていくプロジェクト。

WhiteCanvasもNFTアートと同じように、還元金を発生させてアジアのアーティストの持続可能な製作環境を整えることを目指している。

実際に運営してみると、絵画は梱包も必要ならば、郵送費など頭が痛いことばかり。

まだ還元金も一件しか、達成できていない。

しかしNFTアートにしろ、実物のあるアートにしろ、自分の作品が転売されても、喜んでもらえる土壌をカンボジアで作っていきたい。

多くの人が一時的にでも、自分の作品を手にすることが当たり前のアート文化。

それが、私がカンボジアで作りたいアートマーケットなのだ。

今回のTriARTsはデジタルの作品だけを取り扱った。
まず手堅くテストだ。

NFT発行や、メタバースで美術館をやるなど、web3.0的なことばかりではない。

カンボジアのアーティストを支援するためにも、色々な角度から考えていかなければならない。

法的にも税務的にも、そして国境を越えても問題が起こらない形で、カンボジアのアーティストをしっかりと支援していけれる仕組み作り。

それが我々ソーシャルコンパスが、TriARTsやWhiteCanvasで達成したい目標なのだ。

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