カンボジアの『印刷』事情
2012年、カンボジアに来たばかりの頃、名刺やリーフレットなどのデザインを請け負っていた。
そうなると、『印刷』が必要である。
通訳だったJessyAnといっしょに、色々な印刷屋を回った。
これが本当に大変・・・。
例えば、印刷された名刺を受け取ると、文字が異様に大きくなっている。。。
明らかに、自分がデザインした名刺と違うのである。
問いただすと、「字が小さかったので、大きくしてあげた。」
勝手にデザインを改竄をするのだ。
まさに、ありがた迷惑。
悪気があってやっているわけではないので、よりタチが悪い。
それ以外にも、トンボごと『印刷』されてしまったこともあったし、何よりも100枚印刷してもクオリティがバラバラ。
カンボジアでの、『印刷』にはトラウマだらけ。
カンボジアで絵本を、出版をしたい。
しかし『出版』をするのに、『印刷』は避けては通れない。
プノンペンも様変わりして、最近の印刷事情もわからない。
そこで、『食育絵本』を制作したNom PoPokの大路紘子さんと福原明さんに、おすすめの印刷屋を教えてもらった。
10月18日、だいたいの見積を貰うためにその印刷屋に行ってみる。
大型のプリンタも何台も持っているVANN SOPHEA Printing house。
絵本の印刷も、ハードカバーの製本も対応してくれる。
それ以外にも、箱のパッケージ印刷も対応している本格プリンティングハウスだ。
息子の日奈太ために作った絵本は、日本語だけの表記で34ページ。
その時点では、1,000部印刷で一冊3ドル程度で印刷ができそうだった。
しかし、日本語・クメール語・英語の3カ国語を記載しようと思ったところ、ページ数が倍近くなってしまった。
12月11日、印刷するために改めて印刷屋に向かう。すると、ページ数が倍近くになってしまって見積額も倍になってしまう。
倍は厳しい。。。高すぎる。
そこで、正方形だった絵本の形を横長にすることにした。
横長にするだけで、文字のサイズを小さくすることなくレイアウトすることができた。
それだけで、見積額も3ドルから1割増し程度。
めちゃくちゃ助かる。
こういったことをやりとりできる程、プノンペンの印刷屋も進化している。
来週には、データを入稿する予定。
さて、印刷後のクオリティはどうなることか。
乞うご期待!
つづく
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