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20240221「空と地の間」

深く眠り
長く忘れる
どれだけ別の方へ行ったのか
どれもが遠く
どれもがわたしのこと
誘われたのはいつものこと
それでいて放棄した
それぞれの出来事
ひとつひとつ
拾いに行って
確かにそうだったはず
それもまた詳細に届かない
そこに居て
とどまったまま
記憶のどこかで
渡している
受け取ったのは
いつの日か
もう一度潜る

最近の全部
それすら抱えきれないし
それでいて
のうのうと生きている
どれもが過ぎ去りし
今の今もまた
さっきを振り返れない
同じようにいるとして
次のわたしがわたしになる
そんな気もして
そんなにも気にしなくてもいい
なのにわたしのどこかでは
既に別の事柄に関わらずにも
示してしまう怠惰な態度
忘れるために行動を晒し
次の項目へと移行する
どれもが全自動
それでてい誰もそれを
止められない

なるようになって
その様を垂れる
どれもが完璧で
どれもが失敗作
拵えた痣をさすって
頬を叩かせる
足も洗い
口も濯ぎ
経由する流れの渦中
生き延びる汗を額にして
その時間を持っている
離れたのはいつの日か
浮遊する漣の試練
波長を考慮し
合わせる波間で
しぶきを上げる
どれもが転び
地面に近づき
手を下ろす

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