メメント・ベリ

アイドルになりたかった。 アイドルにもアナウンサーにも総理大臣にもなれないわたしはど…

メメント・ベリ

アイドルになりたかった。 アイドルにもアナウンサーにも総理大臣にもなれないわたしはどこへ向かうのか、備忘録です。

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「夢が叶わなくても、生きている理由を探せ」

夢に見てた自分になれなかったから グレーがかったフィルター越しに 世界を見ているような気がして 楽しかった日々はもう遠くて 思い出がいつまでも更新されないまま 「このまま死んでいくのかな」なんて 夜中になる度考えてしまう 何が悲しいのだろう 何がやるせないのだろう 何が許せないのだろう 私は一体誰なんだろう どこまで時を戻したら…なんて 下らない話を考え続けている なりたかったものには、なれなかった それでも今、生きている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    • 濁り、夢、僕の真夜中

      水になりたい。 循環する、ただ濁りのない水になりたい。 山から流れて海へ着いて、 もう一度降って帰りたい。 融けて境目が分からなくなればいい。 本当は、誰のことも恨みたくない。 世界が理不尽なこと、つらいこと、 誰かが傷付いていること、 全部知らないままでいれたら、 ただ、水になれたら、 怒らず、悲しまず、傷まず、喜ばずにいられるのかなぁ。 私が私で有ることは嬉しい。 でも、たまに、ほんの少しだけ常に、 私は融けて水になりたいと思っている。 個でいることに疲れて、 我のな

      • 「嗣永桃子」に寄せて。

        突然だが、私は現在イタリアで暮らしている。 景色は美しく、気候も穏やかで大好きな場所だ。 小さな頃からの夢でもあった海外での生活。とても充実しているのに、私は毎晩泣いている。 理由はホームシックでも、コンビニがないことでも、電車がストライキで止まることでもない。 彼女が歌い、踊る姿を画面越しに観ていると、どうしても、毎日欠かさず涙が出てくるのだ。 その人とは、かつてハロー!プロジェクトに所属し、Berryz工房、Buono!、ZYX、カントリー・ガールズのメンバーとして

        • 明日死ぬって分かってるなら

          明日死ぬって分かってるなら何を着ようかな 最近買った服はお洒落だけど せっかくだから膝とか出したい 明日死ぬって分かってるなら何を食べようかな 目の前に死が押し寄せていても お腹が空く私でいれたらいいな 明日死ぬって分かってるなら 死に化粧はまぶたにたくさんラメを載せてほしい 口紅はいっとう気に入ってるのを塗ってね 明日死ぬって分かってるなら 棺桶をデコってみんなと撮ったプリクラ貼って お迎えの天使に「盛れてるね」って褒められたい 明日死ぬって分かってるなら あなたに

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        「夢が叶わなくても、生きている理由を探せ」

          モーニング娘。になれなかったけど生きてます

          モーニング娘。になりたかった。 「憧れの先輩は○○さんです!」って キラキラ笑顔でインタビューに答えて メンバーカラーは水色で 大きい会場でライブして 先輩が卒業する時号泣して 後輩が入ってきたら母性爆発させて 25歳までアイドルして 卒業コンサートのサプライズゲストで 高橋愛ちゃんと田中れいなちゃんが来てくれて ファンとメンバーに見守られて芸能界引退して 地元で隠居生活したかった。 今だって、 仕事もある。 友達もいる。 愛されてる。 充分幸せなはず。 なのに、 あと

          モーニング娘。になれなかったけど生きてます

          dive into deep

          好きになるくらいなら知りたくなかったとか 叶わないなら願いたくなかったとか 考えるけれどそれって本音なのかしら 私は満足からも不満からも 遠いところで生きていて 命を脅かされることもなく 暖かい部屋でただ 途方もない悲しみを舌に乗せて転がしてる 寒空の下で眠ることも 火薬の降り注ぐ空を仰ぐこともないから こんなことで悩むなんて 恵まれてるんだろうけど 時々無性に腹が立ったり絶望したりして、 足りないものだけ数えて眺めてる あといくつ手に入れたら飽きるでしょうか あといく

          しあわせでいてね、しあわせでいるからね。

          もしも神様がいるのなら あなたを信じなければ救われないのでしょうか 無神論者の優しいあの子は 地獄に落ちてしまうのかしら あの子は賢く優しく美しいけれど 「わたしを信じて救われなさい」を 信じてはいないから 知りたかったこと 知りたくなかったこと 知ってほしくなかったこと 知らなくていいこと 世の中にはたくさんあるから 選び取るのはとても難しい 本当はあなたにわたしの気持ちを 分かってほしいけれど わたしの心はわたしの内側だから あなたに見せてあげることはできない あなたが

          しあわせでいてね、しあわせでいるからね。

          死にたくも消えたくもない、ただ。

          もし戻れるんならわたしはやり直せるのかな。 もし早送りできんならわたしは納得できるのかな。 多分チートで人生こなせたとしても無理、 わたしはわたしをすぐに諦めちゃう気がする。 例えば絶世の美女、大富豪、高学歴 誰からも恨まれずただ羨望の眼差しを向けられ 婚約者はスーパースターかビリオネア、 そんな感じになれたとしても なんか苛々するのかな。 経験したことないから分からないけど。 そうやって卑屈になること幾世霜。 叶わなくて泣いて絶望して繰り返して ふと気付いたことがある。

          死にたくも消えたくもない、ただ。

          「地球最後の日に食べたいもの」~明日わたしが死ぬ可能性について~

          「地球最後の日に食べたいものは?」 この質問を投げかけたとき、 大抵の人は少し悩みながらも、 「◯◯のラーメンかなぁ」とか、 「焼肉とごはんかなぁ」とか 思い思いに答えてくれる。 そしてその答えには必ず その人がこれまで生きてきた軌跡や エピソードが含まれている。 そういったことを聞くのが楽しくて、 わたしはよくこの質問を いろんな人にしてしまう。 わたし自身の 「地球最後の日に食べたいもの」は 餃子である。 こればっかりはもう、腹に決めているのだ。 隕石が落ちる寸前ま

          「地球最後の日に食べたいもの」~明日わたしが死ぬ可能性について~

          人権

          隣の席のあの子 窓際のあいつ 許せないお前 戦争に行ったひいおじいちゃん スーパーのレジの林さん 知らない国のお姫さま 眠れない僕 みんなそれぞれに人権がある みんなそれぞれに死が訪れる みんなそれぞれに それは平等に 誰がために地球はまわるの 誰がために世界はまるいの 神様おねがい みんなみんなに 優しい夜を どうか僕にも 許せないお前にも みんなみんなに 美しい人生を

          君が悪くないことで君には傷付いてほしくない絶対

          「お前はブスのくせに」って言って 堂々といじめてきた あいつらの顔が忘れられない。 「お前は美人だもんなぁ」って言って 散々セクハラしてきた あいつの顔が忘れられない。 わたしの容姿がどうだとか、 一体何の関係があったんだろう。 わたしの容姿がどうだとか、 なんであいつらが決めたんだろう。 わたしの容姿がどうだって、 あいつらはわたしに 「こいつには何してもいい」って 決めつけてたんじゃないのかな。 目眩がする。 わたしは、今でもわたしの容姿を 上手く捉えることが出来な

          君が悪くないことで君には傷付いてほしくない絶対

          文章を書くということ

          ゆっくりと海に沈むように、 わたしは言葉と向い合わせでいたい。 言葉を見つめ、言葉に見つめられていたい。 呼吸音が聞こえるほど、すぐ近くで。 文字の羅列に乗っかって、 自分の内側に潜っていく作業。 わたしを、わたしたらしめる時間。 誰かのために話をすることでなく、 わたしの内側に漂う 鉱物や、羽根や綺麗な水を 栞で挟んで留めていく。 ただ、わたしがわたしのために。 生きているという心地のために。 憧れた世界がここでなくとも、 明日がきらびやかでなくとも、 誰かの物語を横

          文章を書くということ

          「辞めたい」と思うとき。「逃げたい」と思うとき。

          【前書き】 こんにちは。 つい先日、適応障害を発症し 会社を辞めたわたしですが、 会社員生活をしている間も わたしは適度に「サボって」ました。 会社員時代、 「サボる」ということについて 書いた日記を、noteにも 残しておこうと思います。 学校も家事も会社も恋人も家族も なんでも、「やめたい」という すべての気持ちに 以下の言葉たちを捧げます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【ここから本文】 先日、会社をサボっ

          「辞めたい」と思うとき。「逃げたい」と思うとき。

          『明日から無職になるけど、今日の空は青かった。』 新卒では夢を叶えられなかったわたしへ

          今日、新卒で入社してから 2年間勤めた会社を退職した。 たくさん優しい人がいた。 福利厚生もしっかりしていた。 地元では大きな企業だった。 でも、一人の上司のセクハラと、 一人の同僚からのストーカー行為による ストレスで毎日吐きつづけた結果、 わたしは適応障害になった。 わたしは今日、会社を辞めた。 勿論、適応障害になったことが原因である。 だけど、わたしは適応障害になる前から、 会社を離れたかったのだ、と今なら思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

          『明日から無職になるけど、今日の空は青かった。』 新卒では夢を叶えられなかったわたしへ