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濁り、夢、僕の真夜中


水になりたい。
循環する、ただ濁りのない水になりたい。
山から流れて海へ着いて、
もう一度降って帰りたい。
融けて境目が分からなくなればいい。

本当は、誰のことも恨みたくない。
世界が理不尽なこと、つらいこと、
誰かが傷付いていること、
全部知らないままでいれたら、
ただ、水になれたら、
怒らず、悲しまず、傷まず、喜ばずにいられるのかなぁ。


私が私で有ることは嬉しい。
でも、たまに、ほんの少しだけ常に、
私は融けて水になりたいと思っている。
個でいることに疲れて、
我のないものになりたいと願ってしまう。


本当の気持ちはいつだって曖昧
私にだって分かんない、私の丁度いいところ


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