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「有名なパティシエが、人気の講師になれるわけではないんだよ。」

何年かぶりに、自分のプロフィール写真を撮った。
料理研究家という肩書を名乗ることも多いが、誰でも名乗れる。
資格は特にいらない。
しかし、それで仕事をしていく、受託するということの方に私は意義がある。

料理講師としての仕事が多いがフリーランスなため、
もちろん自分が動かないと仕事はゼロ。
このコロナ禍ではあるが、ありがたく仕事はある。
というより、やれることをやっている。

料理講師になって、製菓講師、製菓講師のトレーナーになるにつれて
自分に自信が持てなくなる瞬間が何度となくあった。

そもそも人前に立つなんで、引っ込み思案な私にはリスクでしかなかった。笑
ウソでしょーと言われることも多いが、
人見知りだし、、なんて言ってられないだけだった。
人とは一生付き合っていくしね、と。

そんな私が、どうしてキャンセル待ちが何十人という状況までなれていたのか。


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「有名なパティシエが、人気の講師になれるわけではないんだよ。」
という当時の上司の言葉。

はっきりとした根拠はなかったが、この言葉が当時も今も自分に自信を与えてくれる。自信というか、自分でもいいんだ、という気持ち。

「料理研究家」というより「晴澤雪枝」(私の名前です)というのが職業としていきたいほど、等身大の自分で過ごしている。
完璧な人間ではない、そのままの自分を大いに出している。笑

おかげさまで、どこか抜けてるけど、頑張ればなれそうなお姉さん。という立場をキープできているはず。

それが自分では居心地がいいし、生徒さまも慕ってくれるし丁度いい距離感で仕事ができる。

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スーパーモデルの冨永愛さん、私のウォーキングは履歴書だ。と
海外ランウェイのオーディショションを受けている番組をみたときに感じた。

話さず、特に語らず、ただ歩いて評価してもらう世界。

まさに、ウォーキングが履歴書。

そんなかっこいい姿、やり方、生き方を私も通したいと思って過ごしてきた。

そしたら丁度、で西野亮廣さんが「リーダーには何が必要か?」という記事で
(リーダーになりたいわけではないですが)

【蜷川幸雄さんの舞台って、蜷川幸雄さんが、誰よりも歌って踊れるわけじゃないじゃないですか。圧倒しなきゃいけないのは技術なんです。
答えはめちゃくちゃシンプルで、技術者を圧倒する為に必要なの力の正体は、「費やした時間」です。】(引用)

と書いてあった。
「費やした時間」こそが、説得力であり、覚悟であり、ライオンを従わせるサーカスの団長でいうところの「ムチ」なんですね。と。

あくまでこの記事は、チームをまとめるリーダーの話ではあるが、

いろんな仕事に通じるものがあるなと共感した。

冨永愛さんの言葉もそう、費やしてきた時間、覚悟が
存在感としてそこにある。だからその言葉ではなく、費やしてきた時間が履歴書として何万回、何億回と練習してきたであろうウォーキングに現れているのだと思う。

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私の場合は、人前で大きな声が出せるように、車内に音楽をガンガンかけ、負けじとレッスンのシュミレーションをし、お風呂でもぶつぶつ話し(笑)、
場数は踏んできた自負がある。から、今がある。

生徒さまと楽しく話し、料理をするのは天職だとも思う。

この仕事をしていると、よく「資格は何を持っているんですか?」と聞かれる。

国家資格はありません、というと、
資格重視の考えの方は私に興味を持たなくなる。あ、そうですか、、と。

内心、「ふん」と思いながらも
私は私のやれること、やりたいことをしてここまできてるし
それこそ「有名なパティシエが、人気の講師になれるわけではないんだよ。」

を思い出し、自分の居場所を再確認する。

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これからも私は
「ありがとうの食育を」を掲げ、
キッズから大人まで、老若男女の生徒さまと
応援してくだる仲間たち、依頼してくださる企業さまとともに
食を通して、等身大の晴澤雪枝で向き合っていきます!

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引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

みんなのクッキングレッスン 
代表 晴澤雪枝

カメラマン:佐藤あきひろ instagram
撮影場所:filo instagram

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