湖に降る雪

影すさまじき暁月夜の湖に、雪はやうやう降り積む

湖に降る雪

影すさまじき暁月夜の湖に、雪はやうやう降り積む

最近の記事

2022.12.15

あまり状態がよくなかった。最近は寒さからか脳みそがしぼんでいる感じがして、何を考えるにしてもうまくいかない。 最高の居酒屋で爆のみ。信頼できる先輩とたくさん話してうれしい気持ち。煙草くさいと怒られたが、実はぼくは何も悪いことはしていない。

    • 2022.12.14

      朝起きたら、二日酔いがひどくて喉がカラカラだった。お茶を買ってきてくれて、ごくごくと飲む。 寝たり起きたり変な夢を見たりしながらうとうととしていて、しばらくして起き上がってお仕事をする。Wordでビラを作成するのがうまくなったものだ。さすさすとさわられながらPCを叩く。 そのほかは何もしていない。

      • 2022.12.13

        怖い夢をみて、ねぼけたまま泣きついたあと、正気に戻って「赤ちゃんみたいではずかしい」と言ったら、「赤ちゃんでいいよ」と言われた。 自分が立ち上げた劇団の旗揚げ公演の、打ちあげがあった。浴びるようにワインを飲んで「極左演劇集団」の名称を思いついたり、ブレヒトやチェーホフや太宰と今回の脚本について熱く語ったりした。「ああロミオ、なぜあなたはロミオなの」というセリフはジュリエットしか発することができないが、「僕たちは貧乏になってしまいました」というセリフは誰が発してもよく、だから

        • 2022.12.12

          今日は昼過ぎまで寝たが、いい一日だった気がする。怖い空間に足を踏み入れたら、脅したはずなのにずかずか入ってくるわたしに怯えた恐怖の根源が去っていった。 『夢が覚めるまで』読み始めた。古い本を読みなおして徐々にペースをつかもうと思う。

          強さと内的世界、決して傷つかない鉱物について

           久しぶりに開いた。わたしを取り巻くあらゆる状況が変化した。昔の日記を開いて読もうという気には(今は)全くなれないし、過去の自分と決別することをずっと考えている。  わたしは中学生のときがいちばん強かった。誰にも傷つけられない、この世でいちばん固いものとして自分があった。世界の中心は自分だった。  このときの強さについて、最近考えている。これは根源的な他者への絶望と、うっすらとした見下しを基盤にした強さだったように思う。このころの自分は、他者というものを自分に傷をつけること

          強さと内的世界、決して傷つかない鉱物について

          4/24

           寮のお仕事をしたのち、お仕事メイツたちとご飯を食べ、今月使える金額があと3000円だったところが1000円になった。貧しいのはいや。  ほんとうはレポートを書いたりしなくてはいけなかったのにおひるねをしてしまう。最近はいつもそう。鬱々としてしまってどうにもさっぱりしなくて、好きな人に愛想をつかされる甘美な空想にひたる。そうしたらほんとうに未練なく死んでしまえるね。どうしようもなくてヘンリー・ミラーの「北回帰線」を片手に屋上へ行く。いい夕暮れで、やや冷たい風が吹いている。ス

          4/16

           春は鬱病の季節である。ずっと放置していた日記アカウントを動かす気になったのは、ここ数か月にはなかったほど精神状態が悪化しているからだ。以下の文章はすべて泣きながら打っている。  恋人がまったくわたしを呼んでくれなくなった。こちらからの電話はすべて無視、LINEの返信もなかなか返ってこなくなってしまった。恋人に会いたいと言う回数や、電話をかける回数、恋人に会いたくて食堂に行く回数が減って、かわりに煙草を吸う本数が増えた。愛されたいのは悲しくなるから見つめていたくはないのだ。

          12/26

           昼ごろ起きて洗濯物をなんとかしなきゃと何度目かの焦り。軽めの課題をいくつかクリアしたあと、夕方ごろに恋人に呼び出されてインドカレーを食べに行く。  キーマベンガンというひき肉と茄子のカレーが思ったより辛くてひーひーいいながら食べる。恋人は緑色のカレーを食べていて、わたしのよりも少しマイルドだ。昔の恋人の話になって、わたしがなぜ前の恋人と別れたのか、みたいな話(これで50回目くらいだ)をしていると、恋人は自分も同じ結末になるのではないかと危惧していると言い出す。結局きみはぼ

          12/25

           チェックアウト時間は14時だったのだけど、13時からわたしの実験があるので早めに起きた。恋人に、朝にセックスするとその日一日動けなくなるからもししようと言い出したら止めてくれ、と言われていたのを思い出して一応止めてみると、いまきみとセックスできるなら今日一日寝て過ごしても構わない、と言われて不覚にもきゅんとしてしまう。出かける予定時刻の30分前になって恋人がお風呂に入ろうと言い始め、ふたりで湯船につかってあたたまっていると時間が大変なことになっていて急いで出る。着替えを済ま

          12/24

           起きて講義に出て、お昼をたべてねむねむとなる。実はまだ恋人へのクリスマスプレゼントを買っていなくて、どこかに買いに行こうと思っていたのだけどやる気が出なくて困ってしまう。なんとかせねば!となって恋人に電話をかけていっしょに出かけようと言ってみる。恋人は二つ返事でOKしてくれたので集合時間だけ決める。15分前になって着替えるかーと思い布団を出たところ、もしかしてこれはクリスマスデートなのでは?と気づいたので集合時間をすこし伸ばしてもらいがんばってメイクをする。このあいだ買った

          12/23

           朝起きてセックスして爆速でシャワーを浴びる。ホテルを出て恋人が行きたいご飯屋さんがあるというのでついていく。バスに乗って西陣まで行って、ついた!と思いきや休業日だったらしく、がーんとなる。近くを散歩しながらおいしそうなご飯屋さんを探していると、ちょうど営業が始まった定食屋さんを発見。入って定食をいただく。すごくおいしかった!  そのあとふたりでくつろげそうな喫茶店を探す。かわいらしいカフェを見つけたので入ってみると、カラフルなあられがたくさんのったクリームソーダとか、エス

          12/22

           昼ご飯をたべてから3限を受けようと思ったら、先生の奥さんが産気づいているとのことで休講になった。めでたい!  4限はZoomをつないでいるだけで出席点がもらえる講義なのでとりあえず出る。寝落ちしてしまい、はっと目覚めると教授と知らない人と3人しかいなくて慌てて退出する。  ふとんでうだうだとしていると恋人がおつかれのご様子だったので電話をかける。きみが泊まるとこ予約して、と言ってくるので宿泊施設の予約をしてふたりででかける。  バスに乗って寮という社会の話をしながら施

          12/21

           起きて講義を受けて昼ごはんを食べて、食べながらわたしのことを嫌いになった人たちについて思いを馳せていると気分が悪くなってきてふとんに入る。勉強をしなければ、と思ったのもつかの間ふつうに昼寝をしてしまう。総長と戦うといういい夢を見た。  起きたら事務当番に入って、雑記帳を読んだり書いたりしているうちにわたしへの空リプ嫌味や元いた居住地の人たちの我々への文句が目に入ってきてまた気分が悪くなってくる。恋人を呼んだけれど彼は外出中らしい。クリスマスソングを流してるんるんとすること

          12/20

           この日はバイトに行った。それ以外特に何もしていない。少し前まで優しかった先輩がすごく怒るようになってしまい、わたしは接客がなっていないみたいな理由でずっと怒られる有様だった。はい、はい、と聞いていたら、「あなたは返事だけはいいよね」と言われて、ほめられたとおもって「えっそうですかね(笑)」となっていたが「これは嫌味だけどね」と言われてしまいしゅんとなる。返事がいいのはほめるべきことだと思う。あとなぜか繁忙期なのに新人さんがいて、わたしがいろいろ教えたりフォローしたりしなけれ

          12/19

           9時ごろ目覚めて恋人も起こす。彼は目を覚ましてすぐに、朝起きてきみがいるなんてしあわせだなあなどと言ってくる。恋人もわたしも、相手に誘われたいと思っているのでお互いセックスしたいのに誘わない、みたいなことになってややこしい。結局恋人が誘ってわたしが手を出すという構図に落ち着くのが常である。誘い受けの恋人。  チェックアウトして寮に戻る。この日は寮の大事な、でかい会議があって居室からオンライン参加する。いろいろときびしい気持ちになりながらもなんとかぜんぶ出て、会計のために大

          12/18

           すてきなミュージックで目が覚める。誰の目覚ましだろう、ずいぶん品がいいなと思って目を開けるとリビングのテレビで「プラダを着た悪魔」が始まっていてこれはすてきなわけだ、と納得する。水を飲んでぐらつく視界に耐えながら横になっているとものすごい腹痛に襲われる。こわ、と思っているうちにそれが上にあがってくる。やばい、と思ってトイレに駆け込んで吐く。はじめてお酒を飲んで吐いた。さすがにほぼストレートのテキーラとウイスキーをちゃんぽんしたのは許されざる所業だったな、とぼんやり思う。