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 昼ごろ起きて洗濯物をなんとかしなきゃと何度目かの焦り。軽めの課題をいくつかクリアしたあと、夕方ごろに恋人に呼び出されてインドカレーを食べに行く。

 キーマベンガンというひき肉と茄子のカレーが思ったより辛くてひーひーいいながら食べる。恋人は緑色のカレーを食べていて、わたしのよりも少しマイルドだ。昔の恋人の話になって、わたしがなぜ前の恋人と別れたのか、みたいな話(これで50回目くらいだ)をしていると、恋人は自分も同じ結末になるのではないかと危惧していると言い出す。結局きみはぼくがきみのこと好きだからぼくが好きって言ってるんじゃないの、みたいなことを言われてかなしくなる。きみにふられたら、と自分勝手な妄想を話してくる。まずは沖縄かハワイに行く、そこで何度か恋愛をしてしょうもない男をやるけど、だけどいくら探してもきみはいなくて、ずっときみのこと考えてるんだと思う、と言われる。めんどくさいでしょ、こんなこと言う男、といいながらこちらを見つめてくる恋人はとってもかわいいけどうるせえ黙れというきもち。

 なんとか完食し店を出て少し散歩する。琵琶湖疏水の横で続きを話す。わたしはきみのこと嫌いになるつもりはないし、そもそも前まで付き合っていた人ときみは全然違うし、わたしだってきみに嫌われるのが怖いんだと話しても納得してくれない。ずっと嫌われたくないと思いながら過ごすのかも、と言われてわたしもそうかも、と返すと、じゃあ5年後にしよう、5年後にこうやって一緒にいたら、そのときはちゃんと委ねられるかも、といわれてそんなの楽勝じゃん!

 もうちょっといっしょにいたい、ということで三条の漫画喫茶に行く。鍵付き防音個室とかいうなんとなくよろしくなさそうな空間。漫画をたくさん持って部屋に行くと、漫画そっちのけで一旦セックスする。そのあと恋人はずっと「ブルーピリオド」を読んでいて、わたしは「累」を読む。明日は美術館に行こうと誘われる。ゴッホのひまわりなどの名作が大阪にたくさん来ているらしい。たのしみ!

しばらくしてわたしはねむる。わたしが中途覚醒するたびにまだ漫画を読んでいる恋人と目があって安心する。それを何度か繰り返して、4時ごろにねむった。

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