見出し画像

投資対象として『港湾向け大型クレーン』に注目!

私が敬愛するラジオ日経の記者である鎌田伸一さんが、『ザ・マネー』というラジオ番組の中で、『港湾向け大型クレーンを扱う企業に注目!』と話をしていました。

その内容が大変勉強になったのと、納得感があったので、ラジオから学んだ事を投資メモとして書き残したいと思います。

実際に私は鎌田さんのお話を聞いて、港湾向け大型クレーンを扱う企業1社の株を買いました!


1、そもそも『港湾向け大型クレーン』とは何なのか?

港湾向け大型クレーン(特にガントリークレーンやコンテナクレーンと呼ばれるもの)は、港湾での貨物の積み降ろしに使用される巨大なクレーン。

①構造とデザイン

ガントリーフレーム
・大型クレーンは通常、長い橋(ガントリーフレーム)を持ち、橋の両端に取り付けられた脚で地面やレールに支えられている。
・この構造により、コンテナや貨物を船から直接陸上のトラックや鉄道に積み替えることができる。

リフリフトケーブルとホイスト
・クレーンには、貨物を持ち上げるための強力なリフトケーブルとホイストが装備されている。
・これにより、重いコンテナを正確かつ安全に持ち上げることができる。

移動可能なキャブ
・操縦室(キャブ)は、クレーンのブームに沿って移動できるように設計されており、オペレーターが最適な位置から作業できるようになっている。

②能力

大きな持ち上げ能力
・港湾向け大型クレーンは、通常、数十トンから数百トンの持ち上げ能力を持っている。
これにより、非常に重いコンテナや貨物を扱うことが可能。

長いスパン
・ガントリークレーンは、船全体にわたって広がることができるよう、非常に長いスパンを持っている。
これにより、船全体にアクセスしてコンテナを効率的に積み下ろしできる。
操作と自動化

③操作と自動化

高精度操作
・これらのクレーンは、正確な操作が求められるため、先進的な制御システムと人間工学に基づいた操縦室が装備されている。

自動化オプション
・近年では、自動化技術が進展し、遠隔操作や自動運転機能を持つクレーンも導入されている。
・これにより、効率と安全性がさらに向上している。

④耐久性とメンテナンス

頑丈な構造
・海上での過酷な環境に耐えるため、港湾向け大型クレーンは、錆びに強い材料で作られ、厳しい天候条件にも耐えられるよう設計されている。

定期メンテナンス
・巨大なクレーンは定期的なメンテナンスが必要であり、稼働時間を最適化するために高度な診断システムが取り入れられる。

港湾向け大型クレーンは、物流の要として非常に重要な役割を果たしており、世界中の貿易を支えるために設計された高度な機械。


2、なぜ『今』港湾向け大型クレーンに注目なのか?

結論
・現在アメリカで、安保的な観点から中国製の港湾向け大型クレーンを使わない動きが出てきている為。

詳細
・世界的には中国製の港湾向け大型クレーンがシェアをとっている。
・しかし現在、アメリカの港湾でどんな荷物が降ろされたり積まれたりしているか、中国製の大型クレーンから情報を取られてしまうリスクが浮上している。
・その保安上のリスクから、港湾向け大型クレーンが中国製から同盟国である日本製への買い替えが行われる可能性がある。

参考資料
・港湾クレーンで日本勢に特需 米、中国製追い出しへ3兆円投資


3、港湾向け大型クレーンを扱う注目企業はどこ?

結論
・三井E&S(7003)

理由
・港湾向けの港で使う大型クレーンが得意。
・アメリカ向け大型クレーンの受注が大幅に伸びる可能性。

詳細
・三井E&Sは、元々造船会社として長い歴史を持ち、その間に培った高い技術力と経験があります。特に、船舶の設計・建造においては業界内でも高い評価を受けている。
・船舶や海洋関連インフラの設計・建設に強みがある。
・造船だけでなく、海洋インフラプロジェクトでもリーダーシップを発揮。
・グローバルな事業展開を行っており、アジアや中東、南米などにおいても広範な活動を行っている。
・これにより、地域特有のニーズに応じたソリューションを提供できる体制が整っている。

参考資料
・三井E&Sが3日続伸、米国の港湾クレーン事業で特需の期待

・米国における港湾クレーンの検討状況について


投資の記録

結論
8月30日に三井E&S(7003)を1株1,316円で100株購入。
目標株価は、購入価格より+25%。

購入理由
・鎌田さんの説明に納得感があった。
・自分で企業を調べても成長しそうな気がした。
・株価も高値圏内ではなく、上値は重くないと感じた。

参考資料

・ザ・マネー
・ラジオNIKKEI第1
・2024/08/27/14:30-16:00


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?