「#RTした人の小説を読みに行く」の使い方
今回はこちらの動画のテキスト版になります。
こんにちは、染島です。ハッシュタグの有効活用で日々読者を増やした結果、著作「ワールズエンドの歌姫」は10万PV目前です。ありがとうございます。
さて、今日はweb作家界隈のTwitterでは有名な「#RTした人の小説を読みに行く」(以下RTタグと呼びます)というハッシュタグについて紹介していきます。
文字通り、RTタグのついたツイートに反応して紹介された作品を読みに行くためのものですが、これは使い方を選びます。
しかし、使用法のコツを理解すれば有用なハッシュタグなので、是非最後まで見てもらえればと思います。
今回はシンプルに、RTタグの使い方として悪い例と良い例をそれぞれ紹介していきます。
①使い方の悪い例
先に使い方の悪い例を紹介していきます。というのも、これから紹介する使い方をしていそうな駆け出し作家さんをTwitterのタイムライン中で頻繁に見かけるからです。
では、その悪い例とは何かというと、
・勉強のため
・宣伝のため
この2つです。ではなぜダメなのか、詳細を深掘りしていきます。
・勉強のため
まず勉強のためというのは「他のweb作家さんの作品を沢山読んでインプットしたい!」という考えでRTタグを使っている人です。
その勉強したいという意識が高いのは素晴らしいことですが、それならちゃんとお金を払って商業作家の小説を読んだ方が何倍も勉強になります。そうすれば、好きな作品や作家の支援にもなるので、一石二鳥です。
ただ、学生さんなど経済的に制約があって「極力お金は使いたくない!」という人もいるかと思います。
そんな人は、わざわざRTタグを使わずに自分が使う小説投稿サイトのランキング上位作品を上から順に読んでいきましょう。そうすれば、そこそこのクオリティを維持している作品を読みつつ、人気作品の傾向を掴むことができます。
・宣伝のため
自作を宣伝するためにギブ&テイクを期待して、自分からRTタグを使うのもNGです。
まず、このやり方だと読みたくもない作品を読まなきゃいけなくなることがあるので効率が悪い上、これを続けていたらモチベーションの低下にもつながります。
しかも、相手の作品を読んだところで相手が自分の作品を読んでくれるとは限りません。厳しい言い方になるかもしれませんが、RTタグに反応する人であなたの作品に興味を持つ人はほぼゼロだと思ってください。
逆に、反応する人はみな「自分の作品を読んでほしい」としか思っていません。
そういうわけで、RTタグを宣伝に利用するのはコスパ悪過ぎなので、自分のツイートで使用するのは控えましょう。
②使い方の良い例
それでは、逆にRTタグのどんな使い方が有効なのかを、これから解説していきます。主な使い方として2つ紹介します。
・自分で使わずに「乗っかる」
・掘り出し物探し
以上、2つのパターンについて掘り下げていきます。
・自分で使わずに「乗っかる」
自分が今までTwitterで自作小説を宣伝してきて、1番効果があったと感じたのが、この他人のRTタグに反応して乗っかるやり方でした。
RTタグをつけている人にひたすら自作を宣伝した結果、自作「ワールズエンドの歌姫」では、現在感想が25件のレビューが8件、ブックマークは188件まで伸ばすことができました。ちなみに、初めていただいたレビューもRTタグがきっかけでした。
ただし、この時気をつけてほしいのが、RTタグのあるツイートで宣伝する際、ただRTするだけではダメだということです。大抵の場合、RT以外にもリプライにタイトルと作品URL、簡単な作品紹介の書き込みを求められることが多いです。
丁寧な人だとその辺を具体的に注意書きしてくれる場合もありますが、半ば暗黙の了解になっています。だから注意書きがなくても、注目してもらう意味でタイトルと作品URL、簡単な紹介文はリプライ欄に残しておくのが吉です。
・掘り出し物探し
小説家になろうやカクヨムなどの大手投稿サイトを使っている場合、ランキングに載るための競争率が激しいため、面白くても埋もれてしまう小説はたくさんあります。
そういったランキングに上がらなかった隠れた名作探しに、RTタグは向いています。RTタグを通して、ランキング入りしていない思わぬ良作に出会う可能性があります。
ただし、ここまでで紹介した通り、このRTを使うとあっという間に宣伝のリプライが集まってきて結局面白い作品を見つけるのが難しくなります。
そこで、このRTタグでそこそこクオリティの高い良作だけを集める方法を1つ紹介したいと思います。
それは、あらかじめRTタグのつけたツイートに注意書きとして「他薦のみ」と書いておくことです。
こうすることで、自作の宣伝目的のリプライが減って、純粋にオススメしたい作品だけが集まるようになります。
これだけでも掘り出し物の作品を見つけられる確率はぐっと上がりますが、さらに精度を上げるなら自分の読みたいジャンル限定で募集してみましょう。
あと、これは注意になりますがRTタグを使う際には必ず数時間〜1日以内で期限を設けましょう。締め切りを作らないと際限なくリプライがきます。きりがないので気をつけてください。
この方法で、是非まだ知られていない名作を掘り起こしてみてください。
まとめ
今回は「#RTした人の小説を読みに行く」というハッシュタグを紹介しました。
この他にも以前取り上げた「#今日の積み上げ」など、Twitterでは便利なハッシュタグが色々あって、使い方も様々です。
これらのハッシュタグは特徴を活かして上手く利用すれば、小説の宣伝に絶大な効果を発揮します。
これからも便利なハッシュタグをはじめ、創作や宣伝に役立つツールは定期的に紹介していこうと思います。ハッシュタグの有効活用で、効率的に読者を増やしていきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?