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たまには振り返るのもいい

先日、同期から退職すると連絡があった。連絡といっても、同期女子のグループLINEに別れの挨拶が届いただけなのだけど。

彼女とは一応同じ本社勤務。だけど、コロナで在宅勤務が増えたことと、わたしが辺鄙な場所にいるせいで、最近は全然顔を見ていなかった。
とてもポジティブで誰とでもすぐに打ち解けられ、さらに美人という、非の打ちどころのない人。彼女と同じ部署の人にこの間会ったけど、何も言ってなかったな。
なんで辞めたんだろう…というのはすごく気になるけど、グループLINEからも抜けてたし、後追いしちゃいけないような気がして、もやもやしている。

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かくいう私も、過去何度か会社を辞めようと思ったことがある。特に、ここ1,2年は「このままずっとこの会社で働いていていいんだろうか」と悩んだ。
こういう悩みは、まず家族や友人など、身近な人に相談するのが普通なんだろうけど、どうも人に頼るのが苦手な私はそのあたりの人には相談できず、悩んで調べてたどり着いたのがキャリアカウンセリングだった。

最初は某スキルを売り買いするサイトでキャリアの相談に乗ってくれる人を探した。資格を持っていて、それなりに経験がありそうな人に相談してみたんだけど、「あなたの状況ならこうすべき」と、割と押し付けてくるタイプの人で。あ、このタイプは無理だわ…と思ったので、その方とは1回きりで終わった。

そのタイミングで見つけたのが大人の自己分析プログラムの記事。

ずっと「これからどうしよう?」に目を向けていたけど、これを読んで、過去を振り返るのも大事なのでは?と思った。あと、とりあえず何かしなきゃ今の状況は変わらない、と思ったので、ノリと勢いで申し込んだ。

期間は3か月。毎週ワーク(課題)が送られてくる。ざっくりだけど、毎月の課題の内容は下記のような感じ。

・1か月目:過去の振り返り
・2か月目:キャリアの棚卸
・3か月目:目標を立てる

課題をメールで担当のキャリアカウンセラーさんに送ると、コメントを添えて返信してくれる。それに対してまた返信して…というのを毎週繰り返していた。人によると思うけど、私的には結構大変な作業で、4~7月は毎週末パソコンを開いて、ずっと課題をやっていた。

過去を振り返って、そしてキャリアの棚卸をして、気づいたことがあった。
ひとつは「誰かの役に立っている」というのが自分の原動力だということ。何かに取り組むきっかけは、なんとなく面白そうだから、とか、勧められたから、みたいなふんわりとしたものだったりするんだけど、ずっと続けていくには役に立っている実感が大事みたい。
あとは、自分に強みはないと思っていたけど、考えてみるとなくはないなということ。過去を振り返って、キャリアカウンセラーさんからいろんな気づきを得て。自分一人で同じことをやっても何も思い浮かばなかっただろうから、改めて申し込んでよかったなと思ったり。
それと、選択肢はいろいろあるということ。それを知れただけでも良かった。

結局今も同じ仕事を続けている。自己分析のおかげで自分の軸がはっきりして、このまま今の仕事を続けるべきか、の問いには、まだ続けよう、という結論になった。
きっとまた「この仕事でいいのか?」と思うことがあるような気がするけど、自分のキャリアもまとめたし、すぐに行動できる…ような気がしている。

今回、未来を考えるのに、過去を振り返るのは大事だなーと、つくづく思った。これから定期的に、過去を振り返る時間を作るようにしたいと思う。

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