見出し画像

やってみてわかった僕等の心 〜コーチングサービスをリリース〜

「何でも相談してイイよ!」でわかってきた僕等の心

何でも相談してイイ壁紙

Smart相談室は藤田の原体験を元に作られています。原体験を調査していく中で、早く相談した方が良いこと、でも合理的に相談出来ないギャップがあること、がわかってきて、そのペインを解消するためにSmart相談室を創りました。
*原体験については下記動画をご確認ください

「何でも相談してイイ」サービス「Smart相談室」をリリースしたら、すごい量の相談をもらいました!平均して月々従業員全体の4%の方が相談してくれます。企業様によっては年間で20%以上の従業員の方々が使ってくれて、少し役に立ててるかな?と思っています。

いっぱい相談していただく中でわかってきたことがあります。当然なんですが、相談者さんの相談内容がバラバラなんですよね・・・・

2023年6月のSmart相談室への相談内容の内訳

更に相談者さんのメンタルレベルやその浮き沈みもバラバラ・・・なんです・・・。これまで「調子が悪からカウンセリングを受ける」という文脈が多かったと思うんですが、Smart相談室で「メンタル不調になる前に」って案内していたら、皆さん調子が悪くなくても相談してくれるんです。
些細なことだったり、明確な課題に対する対処法だったり、そんな内容を放っておくとメンタル不調に陥って身体的な現象も現れ始めるんだって改めて腹落ちしたんです。そんな状況を反映するように、相談先としてプロコーチを選択して、コーチングを受ける方が一定量おられることもわかってきました。20%強の方がコーチングを利用されています。もともと私の経験上、コーチと話をすることも有意義だと実感していたので、Smart相談室のカウンセラーにはコーチも多数在籍してくれています。特に意識せずにコーチングと出会った相談者さまがそのままコーチングを受講されるという数が増えてきているのも実態としてわかってきました。(上記円グラフ参照)

「コーチング」って何か違うらしい・・・

相談者さまにインタビューさせてもらっていて強く感じるのは、多分我々は「自分の心についてしっかりと理解できているわけではないんだろうな」ってことですね。
頭と心が同期しないというは、そもそも理解できないというか、心が何階層かに分かれているというか、色々と試行錯誤しなら、何となく気がついたり、雷に撃たれたようにビビビっと閃いたり、クヨクヨしたり、そんな活動の中で自分の心の理解していくんだと思うんです。
そのことがよくわかるのが、Smart相談室を使っていただいている相談者さまのほとんどが、自分が「カウンセラリング」を受けているのか、「コーチング」を受けているのか、「インテーク」なのか「ムンテラ」なのか、などの切り分けを気にされていませんし、その時間が何に該当するのかを理解しようともされていないです。セッションの後で、ちょっと変わった時間だったな・・・、これってコーチングなのかな・・・、くらいの認識です。

Smart相談室トップページ

コーチングサービスのリリース

様々な相談が寄せられる中で、例えば2023年6月においては、20%以上の方が自ら「コーチング」を希望されて受けられています。実際に行われたのがコーチングだったのか否かは別として・・・。この20%以上の方々は、既にコーチングを受けたことのある方か、Smart相談室の「カウンセリング相談」をきっかけにコーチングを知って、コーチングの受講を希望された方です。これまでSmart相談室では「カウンセリング」と「コーチング」を分けていませんでした。分けることに意味を感じなかったからです。
しかしながら、現状20%以上の方がコーチングを自ら選択されるようになったこと、「カウンセリング相談」→「コーチング」の流れができていることを鑑みて、「カウンセリング」と「コーチング」を意図的に分けることにしました。その方が、様々なステータスの相談者さんにとってフレンドリーな設計になると判断したためです。

「個人の成長」と「組織の成長」を一致させるサービス

今回、Smart相談室の中がサービスを「カウンセラー相談」と「コーチング」を分ける、という意思決定に至る中で様々な議論を行いました。議論をしながら、「これは何をしているのかなぁ」、「このサービスは誰に何を届けているサービスなのかなぁ」とぼんやり考えることが増えました。もともとは、私の原体験から「メンタル不調になる前に」サポートするサービスを作りたいと思ってSmart相談室を創りました。この想いはそのままに、事業を進める中で、「相談者さま=個人」と「会社=組織」の間にギャップが発生することを強く感じています。通常、会社の成長は中長期計画に則って計画されます。通常は前年比⚪︎⚪︎%という右肩上がりの線形に近い形の契約が想定されます。一方、個人は線形に成長する訳でなはく、紆余曲折ジグザグしながら、右肩上がりの曲線を描きます。その両者の間でギャップが発生し、その際にモヤモヤだったり、違和感だったりを感じ、そのまま放っておくとメンタル不調に陥るんだと思います。今回、強調したいのは、個人の成長が組織の成長を超えたり、個人の成長が上向き傾向に入った際には、自分で将来を描いたり、自分の状況を更に改善、また維持するために、コーチングのアプローチが有効であるということです。これまでは、個人の成長が組織の成長を「下回っている」ケースを想定することが多かったと思いますが、実際は、個人の成長が組織の成長を「上回っている」ケースも発生しており、今回のコーチングサービスリリースで、個人の成長が組織の成長を「上回っている」ケースにも、しっかりと対応できるようになりました。

YOYOさんのクリエイティブが出来たら差し替え

コーチングサービス、顕著な利用者

コーチングサービスの利用者についてですが、顕著な傾向が2つあります。
1つ目は、スタートアップ企業の方のご利用です。スタートアップ企業の方は、不確実性の高い環境の中でこれまで市場にないものを創り出したり、目に見えないご自身の想いを形にしようとされています。その際、ご自身の中にあるものに焦点をあて、可視化、言語化していくプロセスにコーチングが適しているからだと分析しています。目まぐるしく変わる競争環境の中で、目指す目標もスピーディーに変化します。変化する目標を確実に達成していくマインド、アクションをコーチングを活用することで明確にされるケースが多いです。
2つ目は、契約されている企業さまのうち、ほとんどの企業さまで、その経営者の方、経営層の方、が利用されていることです。スタートアップ企業の従業員の方同様、経営者、経営層の方には、ご自身の中にあるものに焦点をあて、可視化、言語化していくプロセスが必要なことに加え、経営者特有の孤独な立場も影響しているのかも知れません。Smart相談室では、エクゼクティブ向けのコーチングを提供しているコーチも多数在籍しています。必要に応じて、その時々に適したコーチを選択してもらっています。

変化を続けるSmart相談室

2021年10月にリリースされたSmart相談室ですが、リリース後、相談者様、企業担当者様、カウンセラーの皆様からのご意見、ご要望を加味して、どんどん改善、変化しています。社会環境自体が目まぐるしく変化する中、その変化の中で活躍される皆様をサポートするために、Smart相談室自体も変化し続けます。