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【vision】『家族経営』ならぬ『note経営』

なんの具体策もないし、やれるかどうかもわからないけどふと思いついたこと

きっかけはオーストリアのウィーンで建築家をされているMiyakoさんの記事

Miyakoさんはウィーンに30年在住で建築家をされている
ウィーンでの暮らし方についてnoteにて発信されている

そんなウィーンでの暮らしを記した記事の中でコミュニティに関するヒントを感じさせるものがあって興味を持った

オーストリアにはホイリゲと呼ばれる場所があるそう

Miyakoさんのご説明によると

ホイリゲとはワイナリ-のことで、そこで醸造したワインと食事がいただけるカジュアルな酒場。(でもファミリ-もちろんいる。)オーストリア人がこよなく愛する「庶民の社交場」すなわち、昨今でいう一種の「サード・プレイス」(家庭でも仕事場でもないところ)といった感じでしょうか。そして、ここはオーストリア人の人生観「何歳になっても人生を楽しむ」を感じられるとともに、今の日本の課題である「地方の生産文化を守る」秘訣をも学べる(!?)場所なのです。地域を盛り上げるべく奮闘している方に…ヒントとなれば!と勝手に願っております(笑)とりあえず、散歩して楽しんでください。ワインを片手に!

ワインを通して人々が気軽に集まれるコミュニケーションの場がウィーンの街には文化として残っているのだ

そしてMiyakoさんによると、このホイリゲすまわちワイナリーの経営は『家族経営』が基本らしい
両親と兄が農業で葡萄を育てたものを、弟が醸造してワインを販売して、妹がレストランでそのワインや料理を振る舞う
家族でビジネスを循環するシステムが当たり前になっている
だからウィーンの人々は何よりも家族を大切にするし、自分が生まれ育った地元を愛している
大学などで都会で学ぶこともあるが、また地元に帰ってきて学んだことを地元に還元するのだ
そうやって長い年月培われてきたウィーンの『家族経営』には日本の地域創生のヒントが隠されているように思う

しかし一方で日本において『家族』というものは解体されてしまったと思っている
それは決して悲観的な意味ではなくて、ある種必然であったと思う
核家族化が浸透して、基本的には親子が一緒に暮らす住まいを35年ローンで組んで、支払いが終わる頃には子育ても終わり安定した老後を送ろう的な双六が大衆化して、おまけに街にはコンビニが24時間日本中にある
コンビニは私たちの暮らしから家族の時間を奪った
それぞれが異なる時間に活動することが当たり前になってしまったことで家族で一緒に晩御飯は当たり前ではなくなった
家族が解体したといっても今でも家族は最小単位の社会であり切り離せないコミュニティには変わりない
家族間のコミュニティがLINEになろうがzoomになろうが家族の絆は大切にするべきである

しかし現代日本においてウィーンのような『家族経営』は現実的ではないように思う
決して不可能ではないが、一般的には子が大人になれば自分なりの道を生きることになる
生き方は無限にありそれを尊重すべきだとも思う


話は変わるが、私はこの noteにおいて色々な方とコミュニケーションを取らせてもらっている
その中には私の専門である建築関係の方もいれば、むしろ別の畑の方からコメントを頂くことが多い
私も自分が興味を持ったことや知らなかったことには積極的にコメントをしてコミュニケーションを楽しんでいる

このコミュニケーションはアメーバ状に広がっているものであるが、一定の頻度でコミュニケーションを取らせてもらっている方とは、私からの一方的ではあるが家族的な感覚を覚えつつある

そんなnote内での家族的なコミュニティの中で循環できるシステムが出来ないかと思ったのである

こんな事を考えたのは先日自らの投稿で『蟹缶』という赤瀬川原平さんのアート作品を紹介した際に『くるりんぱ』という発想について書いたことが発端である

この記事にいただいたKEROさんからのコメントで、『「くるりんぱ」してみたいのはnoteの中と実世界』というお言葉から

色々な業態の人が繋がるnoteの世界が、実世界に繋がると面白いのかもしれない

もちろんnote版家族経営だから、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんなどなど色々な年齢、ジェンダーの方が集まるほど濃密な家族になるだろう

note内のお母さん的な方からの優しいお言葉もこの『note経営』には欠かせない要素となる

日本においては、今後都会も地方も隔たりはなくなってくるのではないだろうか
今の時代都会でないとどうしても出来ないことは限られている
日本くらいの国土であれば北海道から沖縄であっても移動はさほど大変ではないし現実的である
必ずしも地方という捉え方に絞る必要性は無いように思う

色々書いてみたが、ただの思いつきではある
これがいわゆるオンラインサロン的なものなのかな?

コミュニティのプロの方からすれば当たり前だし、そんなコミュニティは甘くないとダメ出しされそうなことかもしれない

私はこういうコミュニティをつくったこともないからよくわからないけど、あったらいいなをメモしてみた

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