2022年7月の記事一覧
アトリエランプの改良
先日、自作ペンダントライトにブリキ板のリフレクターを加えてアトリエランプ風に改良。横方向からの眩さは軽減できたが、ランプの下から見上げると電球の強く暑苦しい暖色光が眼にキツく感じてしまう。長寿命のLED電球は便利だし、集光性の高いレフ電球タイプの機能は読書に役立つ。明る過ぎるLED電球の灯りをなんとか抑えられないか。そこでお気に入りの和紙に頼った。
徳島、アワガミファクトリーの『ランプ用原紙』で
仕事帰りの寄り道シューズ
鎌倉で植木仕事に勤しむ毎日。葉山一色の家まではバイクで30分弱の帰路で、渋滞をパスし、真夏の風を全身で浴びて走る爽快さを愉しんでいる。そんなウィークデイにたまには気分高まるひとときを過ごしたいと鎌倉、逗子、葉山でスイーツを味わったり、買い物で寄り道する日もある。
格好は乗馬ズボンに足袋の植木職正装。スーパーやドラッグストアに寄る程度なら気にならないけれど、さすがに洒落た店でイートインする場合には
潮風とウォール・ライト
南西風が強く吹くときは窓が白くなるほど潮水にさらされる我が家。竣工時、その玄関口に取り付けたのがルイスポールセンのウォール・ライト『アルバスルン ウォール』。
イェンス・ミュラー・イェンセンが1962年にコペンハーゲン郊外のアルバスルンド都市開発のためデザインした製品で、今なお製造、販売されている。そのロングライフを大事にする企業の姿勢と海辺に暮らすデンマークの海洋学者が自宅で愛用しているという
ソイワックスを焚く朝
老人の兆候かもしれないが、疲れから早寝するぶん毎日朝4時前後には自然と眼がさめる。植木仕事に向かう日はもちろん、休日も。一日予定の定まっていない朝はまだ薄暗く、蒼い光がほのかに差す土間でコーヒーを味わいながら小さな灯りを見つめ、ゆったり過ごす。その穏やかな時間がとても好きだ。
ベンチ脇の燈明皿に載せるのはIKEAの安価なティーキャンドルを常としているが、先日思いもかけず上質なものをいただいて、し
ベンチコーナーの灯り
家の土間に設けた、くつろぎや読書のためのベンチコーナー。そこにささやかなトップライトが欲しくてペンダントライトを自作。
座る定位置に合わせて吊り下げる。電線コードは背景のシナベニア建具に合わせてベージュ色を選択。スイッチ付きソケット、電球ともパナソニック製。白いコードに白磁ソケットを合わせたら、もっと洒落たムードになるけれど、武骨さが場にふさわしいと普通の物を組み合わせた。そのちょうど佳い感じの
ペンダントライトの自作
土間の快楽ベンチコーナーで読書するため、手元だけにほんのりとした灯りが欲しくてペンダントライトを自作。植木仕事から戻って夕飯前にちゃちゃっと。所要時間30分ほど。
電気コードや端子、専用工具をamazonで取り寄せ準備。電球を付ける『キーソケット』とコンセントに電線を繋ぐ『ローリングキャップ』は信頼のパナソニック製。家の電気工事を美しく施工してくれた鎌倉材木座の中山さんから贈られたオリジナルペン
フランス白磁とドーナッツ
ぼくが90年代にひとり暮らしを三浦半島の海辺で始めたとき、最初に買った器は柳宗理デザインの白い陶器の皿でした。その皿が気に入って、なんでも盛って食事していたけれど、そのうち工業製品的な無地の素っ気なさ、味気なさを冷たく寂しく思うようになり、民窯の登り窯で焼かれた、伝統的な文様が施されたり、無地でも地域特有の土色を帯び、奔放な炎の作用が眼に心地よい器を選び使うようになりました。
そんな「民藝派」の